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不思議なパワーの持つメキシコの大地で生きる ひまわり日本語学校・天野校長

今回は、日本とメキシコを結ぶ架け橋となるべく、ひまわり日本語学校の天野校長がメキシコでの生活などについて語ります。


大学でスペイン語を学び、スペインでの留学経験を経て、メキシコで日本語を教える道へ進んだ天野校長。その移住のきっかけやひまわり日本語学校を創設するまでの軌跡、そして彼女の視点から見たメキシコの魅力に迫ります。また、レオンのおすすめスポットや将来への展望も明かす。楽しみにしていてください。

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<目次>

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オファーレターからわずか2週間後メキシコに!


MEXITOWN:メキシコに来るきっかけとなった経緯を教えていただけますか?


天野校長: 私は東京都出身で、大学ではスペイン語を学びました。大学4年生の時にスペイン・クエンカに留学し、スペイン語を極めることを決意しました。その後、海外で仕事をしたいと考え、日本語を教えたいと思いつつ、日系企業が多いメキシコに興味を持ちました。


スペインの留学から帰ってきて、卒業式を控えた2月。グアナファト大学から連絡があり、「日本語教師の欠員が出たから2週間後に来て!」とオファーを頂き、メキシコへの挑戦を決断しました。初めてのメキシコへの印象は、日系企業が多く、日本語の需要があると感じました。当時はメキシコに対する知識がほとんどなく、ただただチャレンジしようという気持ちが強かったです。


MEXITOWN: なぜ大学ではスペイン語を選んだのですか?


天野校長: 英語に次いで世界的に話されているスペイン語を学ぶことを選びました。将来的に役立つと思い、また、スペイン語の先生方が優しくオープンな雰囲気であったことも影響しています。その時の自分の選択は間違っていなかったと今でも思っています。


MEXITOWN:初めてのメキシコ、戸惑いなどはありませんでしたか?


天野校長: それはそれは、驚きの連続だったかもしれません(笑)。まず、自分がスペインに留学していたため、スペインのスペイン語を習得していました。そのため、若干異なるスペイン語に最初慣れませんでした。また、ルームシェアしていた方が水道代を3か月ほど滞納していたことにより水道が止まり、恥ずかしながら生徒の自宅でシャワーを借りるなどという、インフラ面での苦い経験もしました。


”Floreciendo Contigo” 一緒に花を咲かせよう



MEXITOWN: ひまわり日本語学校を創設するきっかけや学校名の由来、始める際の苦労など教えていただけますか?


天野校長:  ひまわり日本語学校を創設する動機は、パンデミックによって大学のクラスが中断され、厳しい状況になったことが一因です。そうした状況の中でも日本語を学びたいという生徒の声に応えたいと考え、オンライン授業を始めました。


また、大学で教えている時にあった葛藤として、将来日系企業で通訳になりたいと考えている生徒の将来を考えると、もっと別の教材で指導したい、生徒に合わせた指導方法を考えていくべきではと思ったのも、創設するきっかけの一つです。


学校名の「ひまわり」は、私の実家が花屋で、幼少期からひまわりが好きだったことから名付けました。ひまわりは太陽のようなエネルギーを感じさせ、学校が生徒にとって明るい場所であるように願いを込めています。学校が太陽(ひまわり)で、植物(ひまわり)が生徒。常に明るいエネルギーと笑顔の溢れる学校に出来たら、と。また、そうした願いは本校のスローガンの ”Floreciendo Contigo” 一緒に花を咲かせよう にも繋がってきます。


学校を始める際は、パンデミックの影響で皆が外に出られない時期でしたが、オンライン授業が流行り始めており、無事スタッフとの協力により40人の生徒を集めることができました。現在では対面でもレッスンを行っており、対面でのコミュニケーションを持つことの嬉しさも実感しています。最初は大変でしたが、需要も増え、日本人向けのスペイン語コースも開講しました。こちらは駐在員の方など、企業向けレッスンも行っています。


ひまわり日本語学校が第2の家となる場所となり、ひまわりの種を残してほしい


MEXITOWN: 学校のミッションやビジョン、そして生徒たちへの提供する特徴について教えていただけますか?


天野校長:  当校のミッションは、「第2の家となる場所」を提供することです。アットホームな学校であり、生徒たちが自分の第2の家として感じ、学習を通してひまわりの種を残せるように願っています。オンライン授業を通じても画面上で人と触れ合い、心の支えになりたいと思っています。


生徒たちはアニメや漫画を通じて日本語を学びたいという動機が多く、日本の文化や働きたいと考える動機も様々です。また、日本人の生徒は駐在員の方や奥様方が多く、文法を学びたいという要望があります。学校は生徒たちの個々のニーズに柔軟に対応し、コミュニケーションの伸ばし方やネイティブスタッフとのレッスンを通じて質の高い教育を提供しています。


MEXITOWN: レオンのおすすめスポットを教えてください。

 

天野校長: レオンのおすすめスポットはたくさんあります。例えば、セントロや Museo de Viento などがあります。Museo de Vientoは一見博物館のような名前ですが、実はメキシコのお酒でもあり近年注目されているプルケ(pulque)が味わえるバー(プルケリア)です。

また、地元の料理も楽しめるお店がたくさんあります。私が特に好きなのは、PozoleやTacosのお店です。レオン市内では以下がおススメなので、是非一度足を運んでみてください!

 

Tacos Y Tortas Los Cuñados


Menuderia loma bonita


自分を成長させてくれる、不思議なパワーを持つ国メキシコ!


MEXITOWN: メキシコに残りたいと思いますか?

 

天野校長:はい! 私はメキシコに残りたいと思っています!

ここでは、日本とメキシコの文化をつなぐ役割を果たしたいと考えています。また、メキシコの人々の温かさや親しみやすさに惹かれています。メキシコでの生活は私にとって貴重な経験であり、これからもこの国で多くのことを学びたいと思っています。


MEXITOWN: 最後に読者の皆様へのメッセージをお願いします。


天野校長:  メキシコは私にとって第2の家であり、この素晴らしい国での経験は私の人生を変えました。メキシコには挑戦や発見がたくさん待っています。旅行や赴任でいらした方は必ず何かを得て帰国することがある、自分自身に新たな気付きや発見をもたらしてくれる、そんな不思議なパワーのある国、メキシコ  ― 是非、一度足を運んでみてください。スペイン語を学び、メキシコ人との交流を深めれば、新しい良さが見えてくることでしょう!


 

お問い合わせ先













Escuela de Japonés Himawari ひまわり日本語学校

住所:Strauss 110A, León Moderno, 37480 León, Gto.

Tel:4772549365

ホームページ:https://www.escuelahimawari.com

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