3月6~7日、レオン市内にて日系団体地域間連携フォーラムが開催されました。
本フォーラムは、在レオン日本国総領事館の協力で開催され、バヒオ日系人会、JICAメキシコ、メキシコ日本商工会議所グアナファト支部、メキシコ各地にある日系団体・協会の代表者が参加し、日系コミュニティのさらなる発展を目的に活発な議論が交わされました。
写真提供(集合写真):Enrique Marumoto Torres
前日には歓迎のレセプションが行われ、初日となる3月6日は、Forum Cultural Guanajuatoの庭園にて、戸高氏による先祖への感謝を捧げる仏教式の儀式が執り行われました。
続いて、バヒオ日系人会の役員の就任宣誓式が行われ、メキシコ日本商工会議所グアナファト支部・森田支部長、JICAメキシコ事務所・小林所長、バヒオ日系人会・エンリケ加藤会長、在レオン日本国総領事館・青山総領事からの祝辞が述べられました。
基調講演と議論
JICAメキシコ事務所長による基調講演では、日本政府の支援プログラムが日系コミュニティにどのように貢献できるかが説明されました。その後のセッションでは、各地の日系協会(バハ・カリフォルニア州、南バハ・カリフォルニア州、シナロア州、ヌエボ・レオン州、アグアスカリエンテス州、サンルイスポトシ州、ハリスコ州、メキシコシティ)の取り組みが紹介され、地域ごとの発展の方向性が議論されました。
午後のセッションでは、「メキシコ・アルゼンチン・パラグアイの日系コミュニティの代表者が、それぞれの国での経験を共有しました。また、「メキシコにおける日系人の歴史」をテーマに、パネルディスカッションが開催されました。
写真提供:Enrique Marumoto Torres
次世代への展望
フォーラム2日目の3月7日には、JICAの講演が行われ、若い世代に向けた奨学金や研修制度についての説明がなされました。その後、日系コミュニティの現在と未来をテーマにしたセッションでは、技術革新と新しい世代の役割について議論しました。
未来に向けて
最後のセッションでは、「CONANI 2026に向けて」と題し、次回の全国日系人大会(CONANI)に向けた期待や課題について、グループワーク形式で意見交換が行われました。フォーラムの締めくくりとして、各グループの発表が行われ、今後の方向性が確認されました。
写真提供:Enrique Marumoto Torres
今回のフォーラムを通じて、日系コミュニティの連携強化、次世代育成、そして国際的なネットワーク構築の重要性が再認識されました。今後も、こうした取り組みを通じて、日系の歴史と文化を未来へとつなぐ努力が続けられることでしょう。
バヒオ日系人会、次のイベントは今週末に迫った春祭りです!
本フォーラムで結束力の強まった日系人の方々が手掛けるお祭りとなってますので、是非皆様足を運んでください!
春祭り詳細