メキシコで頑張る人にインタビュー!第12回目となる今回は、前回のインタビュー記事が大変好評だったGFNY親善大使、YOH YAMADA様に、11月8日にメキシコのコスメル島で行われたGFNY COZUMEL大会の様子を語っていただきました!
総勢2200人が参加した今回の大会。コロナ禍で半年間で予定されていた10レースがキャンセルとなりましたが、感染症対策に気を使って大会は開催されました。ではでは、早速コスメル島であたかも読者の皆様が参加した気分になれるような感じになるよう、Yohさんに聞いていきましょうー!
<目次>
コスメル島、現地の様子は?
MEXITOWN(以下、MT):こんにちはー!まずはコスメル大会、お疲れさまでした!
Yoh:こんにちはー、いやー楽しかった!最高に気分がよかったです!
MT:いいなー(笑)。カリブ海を見にまた行きたいです。まずコスメル島はここ(地図)ですが、コロナの影響で飛行機の便やフェリーの便など、減っていて大変でしたか?
Yoh:結構大変でした。まず、コスメル島までの行き方を読者の方々に説明すると、バヒオ空港からカンクン空港までフライトが2時間弱です。カンクン空港からプラヤ・デル・カルメンのフェリー乗り場までは約45分。離島のコスメル島まではフェリーで行きますが、プラヤ・デル・カルメン~コスメルフェリーの定期船自体が運航してなかった時期もありましたし、今も運航数は半減しています(※WinjetとUltramarの二社が交互に運航しています、往復チケットを買うときは要注意です)40分~50分くらい。
MT:結構空の便やフェリーはコロナ前のようには戻っていないんですね。その中で、本当にお疲れさまでした!ハリケーンが心配されていましたが、その影響は問題なかったんですか?
Yoh:開催のギリギリまで心配していましたが、ハリケーンの影響は受けませんでした。ただ、ついたその日は雨が降っていて「こりゃ大丈夫かなあ」と思いましたが、大会当日が晴れてよかったです。
MT:晴れ男!?
Yoh:そうです!晴れ男で有名ですから(笑)あとは久しぶりの湿気が多い環境でした。バヒオ地区は乾燥しているので、久しぶりにじめっとした感覚を味わいましたね。
Day 1:11月6日(金)EXPO
MT:さてさて、Yohさんが着いた初日から現地ではEXPO(展示会)を開催されていたんですよね。このEXPOってどんな感じなんですか?
Yoh:どんなスポーツ競技大会でも、大会に合わせてEXPOはやっているんです。今回のGFNYでいえば、自転車関連のメーカーやその関連サービスの会社がブースを出展していました。コロナウイルス前の前回2018年の時は多くの人でにぎわっていましたが、今回は一度に入場できる人数を制限していました。
MT:どれくらいのキャパシティでしたか?
Yoh:だいたい1000人から1500人程度でしたね。
レース当日までの流れを臨場感たっぷりでレポートされています
Day 2:11月7日(土)ゼッケン渡し
MT:そして2日目の大会前日。どんな風に過ごしていたんですか?
Yoh:いつもの大会と同じように、EXPO会場に当日のレースのゼッケンを受け取りに行きました。あとは30キロから40キロくらい試走して、ウォームアップです。
MT:試走でそんなに?!
Yoh:いやいや、これくらい普通ですよ!私には大したことないです!
MT:素人からしたら、それだけで筋肉痛になってくたばってしまいそう。でも、試走だけでワクワクしてきますね。ところで、観光地としてのコスメル島は、コロナウイルスの影響はどれくらいありましたか?Yohさんの感覚でお答えください。
Yoh:全体的に空いていましたね。通常、コスメル島もカンクンやプラヤ・デル・カルメンと同じでアメリカ人観光客が多いんですがそれも今はとっても少ないです。それなので、ホテルの予約も簡単に取れてしまいました。
2018年の大会の時は参加者で島全体がとても混んでいてホテルの予約もとりにくかったんですが、今回は滞在したホテルに参加者が5人くらいしかいませんでした。
MT:そんなに影響が出ていたんですね💦少し前にハリスコ州のとある観光地に泊まろうとしてホテルの値段見たら、通常時の半額くらいでした。
Yoh:そうですよね、いつもは高くて取れないような贅沢なホテルも安かったので、じゃあ折角だからこの機会に泊まろうという方もいました。
MT:飲食店はどんな感じでしたか?
Yoh:レストランでは入場制限があったり、ビュッフェをやめた事などありました。やっぱり観光地はかなり打撃を受けていますね。
MT:そんな中でGFNYコスメル大会があって、少し地元の方々は潤ったかもしれませんね。
Day 3:11月8日(日)いよいよ当日!絶好のレース日和の中、全力疾走!
MT:そしていよいよ当日!レースは何時から始まったんですか?
Yoh:7時半です。参加者はまだ外が暗い6時半くらいから集まり、並び始めてます。
MT:ここでもソーシャルディスタンスなどの感染症対策が取られていたんですよね。
Yoh:そうですね、スタート地点に並ぶ時も、ゴールしてからエイド(給水所)にいる時も、1.5mのソーシャルディスタンスを保ち、マスクをするようにという規則が追加されていました。また、スタート地点でもアルコール消毒ジェルを持って、参加者に手を消毒するように呼びかけていました。
MT:なるほど、コロナ対策をしっかり守っていますね。
Yoh:そうですね、そうした中で開催された今回の、主催者Daniela Gad氏からのコメントを紹介させていただきますね。
GFNYCozumel運営陣(主催DanielaGad左から二番目)
この1年、すべてをこの日に捧げてきました。今年はコスメル島全体で観光地アクセスが制限され島への定期便も出ないような状況が続き苦しい時期を過ごしました。経済的にビハインドを抱える状況の中でも、政府から指示された衛星環境を整え準備に臨み、今回、最高の天気の下、2200人の参加者、その他家族友人連れも多く来場していただきました。参加者からもイベントについて多くの高評価をいただき、すべての関係者の方に、心から感謝を伝えたいです。
MT:コース内容は依然と変わらずですか?
Yoh:コースは、ダウンタウンに入った周回ラスト30キロが直前で変更となり、80キロの周回コースが約74キロのコース取りとなりました。74キロを2周する形で、私は3時間53分 くらいで完走しました。スクーターよりも早いです。(※どれくらいの速さなのか想像できない方のために、以下動画をご紹介します)
MT:一番このレースの中で苦労したところはどこでしたか?
Yoh:カーブのところですかね。全力疾走で行くと回れないんです。ほぼ自転車が止まるんじゃないかくらいまでまずは減速して、ちょっととまってそこから一気にスピードアップしていきます。こういう風にしなきゃいけないところが10回くらいあって、10回インターバルする感じでした。筋肉めちゃくちゃ使います。
ゴール直後の様子もこれまでとは違ったものに
MT:そして7時半にスタートしたレースは無事終わり、めでたくゴール!ゴール地点もいつもとは違う様子だったんですね。
Yoh:そうそう、トップの方は3時間半でゴールしています。12時くらいに表彰式をやりますが、通常は年齢・性別別でやっていますが、密を避けるために今回は1~3位までかつ男女総合のみの表彰だけでした。抽選会もありましたが、これも商品を1個しか出さず、しかもスタート時にやりました。パフォーマンスライブなども本当はありますが、今回は無かったです。
MT:ちょっと寂しい雰囲気になった感じですか?
Yoh:確かにこう話していると寂しい雰囲気だったんじゃないかと思いますが、あまり気にしすぎていても、イベントとして窮屈になって楽しさが半減してしまうのを精一杯考慮されている運営側の努力を見ることができました。最低限のコロナ対策をすることで、参加者を楽しませているという良い感触を得ました!
MT:なるほど、コロナ対策ばかりに神経を使いすぎてしまうと、競技に影響したりするんじゃないかと思いましたが、運営側の方の努力がわかると、こちらもできる範囲で気分を盛り上げていこうという気持ちになりますね。そして、Yohさんの成績は?
Yoh:はい!!今回は1000人いるかいないかくらいの参加者で、フルでの参加でしたが59位でしたー! (MTもパチパチパチ)2018年の体会では180~200位くらいでしたから大幅にランクアップすることができました!
MT:おおー!おめでとうございます!ちなみにアジア人の参加者はやっぱり一人だったんですか?
Yoh:おそらく一人だったと思います。だって、いたら私、話しかけちゃいますよ(笑)
MT:さすが!Yohさんらしい回答ですね(笑)では大会を終えて全体的な感想を教えていただけますか?
練習不足を言い訳にせず、結果を残すことを考える
Yoh:前回の大会の反省点をちゃんと踏ま得ることができたなと感じています。前回はお水を2本しか持っていかず、脱水症状一歩手前、向かい風の区間はとってもつらかったです。エイドでお水を確保していると、集団から外れちゃって順位がガクッと落ちてしまうんです。
MT:それで今回はお水をしっかり持って参加したんですね。
Yoh:はい!5本持って行き、エイドにも立ち寄らなかったので、感覚的に30%くらいの体力の出力を節約できたと思ってます。
ここ最近、仕事が本当に忙しくて練習不足の心配があったけれど、ビジネスマンとして日々を過ごしつつ、ちゃんと結果を残せたという達成感がありました。「練習不足でどうしよう」ではなく、「こんなに忙しい中で練習不足だけれど、どれくらい結果が残せるかワクワク」という、前向きな気持ちって大事だと思っています!
MT:ビジネスマンとしても、GFNY Japanの親善大使としても結果をしっかりと残す、いやいや素晴らしいです。来年ももちろん参加されますか?
Yoh:もちろんです!来年は私の知名度をもっと上げて、コロナが落ち着いてたら日本やアメリカからツアー組んで、”メキシコで疾走してみたい”という方を呼び寄せたいです!
MT:それ絶対いい!”旅行+大会に参加”パッケージツアー、ウケると思います。今後のレースのご予定はどんな感じですか?
Yoh:直近では12月5日にエクアドルがありますが、さすがに急すぎるし、コロナの第3波も心配なので参加は見送ります。来年の3月にモンテレイ、4月半ばのペルー、5月16日のGFNYニューヨーク本レースとあるので、こちらにむけてまた仕事頑張っていきます!
MT:本当、いつも行動力が半端ない!楽しかったです、ありがとうございました!
コスメル島には行ったことがない筆者でもYohさんのお話を聞いていると、まるでYohさんにコースを案内しているかのような気分になって、楽しくインタビューさせていただきました。今回のコスメル大会の話は動画でもアップされていますが、やっぱり直接色々伺うことで、裏話やコロナウイルス対策のことなどが見えてきます。
またお話を聞いていて、「仕事が忙しいから練習してない」「コロナウイルス対策をしなきゃいけないから」というちょっとした後ろ向きになる要因でイベントに参加する前からしがらみを持っていては、最初から何も楽しめない ということを感じました。
出来る範囲の中でどれくらいの結果を残せるか、どれくらい楽しむことができるのかという考えに切り替えていくことで、少しは気持ちも神経質にならずに済むんじゃないかと思いました。
来年もきっと色々な活躍を見せていただきそうなYohさん、日々面白い動画や話題をアップデートしていますので、是非Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします!
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