- 1月29日
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イラプアトの日本食シーンを彩る：HANA YUSUKEさんの新たな挑戦

更新日：3月31日

今回はイラプアトの日本食レストラン、HANAのYUSUKEさんにご登場いただきました。

多くの日本人が住むイラプアトで、駐在員やそのご家族に安心した日本の味を提供するHANA。2023年の春からオーナーとなったYUSUKEさんから、メキシコに来たきっかけやお店のおススメ、今後チャレンジしてみたいことなどをお聞きしました。お店のおススメのお料理のお写真とともにどうぞ！

＜目次＞

“前菜３種盛り”を通して、日本の食文化も伝える

イラプアトに日本食の可能性を感じた！

メキシコで一番有名なラーメン屋さんになっていきたい

あたたかい食事で皆様のご来店をお待ちしています！

店舗情報

“前菜３種盛り”を通して、日本の食文化も伝える

MEXITOWN：はじめまして、本日は宜しくお願い致します。まずは、HANAのお店について教えていただけますか？おすすめのメニューや雰囲気なども教えてください。

HANA YUSUKEさん：はじめまして、HANAはイラプアト市にあるショッピングモール、プラサ・シベレス（Plaza Cibeles）の隣のPlaza palmaにある小さな日本食レストランです。

当店ではラーメンや定食、おつまみなどを提供しており、駐在員の方やそのご家族、そして地元のメキシコ人のお客さんにもご利用いただいています。特におすすめは、自家製豆板醤を使った肉味噌ラーメンや、オーダーが入った後に中華鍋で作るエビチリや回鍋肉、マーボー豆腐などです。おつまみでは“前菜３種盛り”を週替わりで提供しています。

メキシコ人の方に人気のメニューはラーメンですね。ラーメンとカレーが日本食として浸透しているので、この2つは良く出ます。また、前菜3種盛りをおススメして、メキシコ人のお客さんに説明しながら文化も教えて、少しずつ味わって楽しんでもらえてる感じです。そして寒くなってきたので鍋物でもつ鍋や牛タンのしゃぶしゃぶなども人気です。

お酒のメニューですと、日本酒・焼酎は揃っています。HANAならでは、自家製のレモンサワーが人気です。メキシコバージョンのウォッカで、タマリンドを使ったレモンサワーになっており、メキシコ人のお客様にも結構喜んでもらいました。日本人のお客様団体で30～40杯のご注文を受け付けたこともあり、生レモンを漬け込んで、凍らせて氷の代わりにしているのですが、5キロのレモンをむきました（笑）。

イラプアトに日本食の可能性を感じた！

MEXITOWN：それは美味しそうですね。では、YUSUKEさんがメキシコで日本食レストランを始めるきっかけや、メキシコに来ることになった経緯を教えていただけますか？

HANA YUSUKEさん：もともと`、シンガポールやニュージーランドでラーメン屋で働いていたんです。コロナが収束した後、バックパッカーとして世界一周をしながら次にラーメン屋を出店する国を探していました。

アメリカ滞在中に自動車産業の知り合いの方からメキシコ・イラプアト市を紹介してもらい、ここに来てみて日本食文化がローカルの方々に受け入れられていることを実感しました。まだまだ日本食の発展の可能性を感じ、ここで出店を決めることにしました。

MEXITOWN：ありがとうございます。それでは、イラプアト市のおすすめスポットやお気に入りの場所はありますか？

HANA YUSUKEさん：休みの日はほとんど外出することがありませんが、お店の隣にあるアロマカフェ（Aroma Cafe）はトルコ人のオーナーとメキシコ人の奥さんが経営していて、温かい雰囲気で接客してくれるのでよく行きます。時折、旦那さんがトルコ珈琲を出してくれて、それを飲みながら旅の思い出を振り返るのが楽しみです。

それから、セントロの市場では食べ歩きをするのが好きです。

メキシコで一番有名なラーメン屋さんになっていきたい

MEXITOWN：トルコ珈琲が味わえるというのはメキシコでも貴重ですし、穴場ですね！次に、今後の挑戦や展望について教えていただけますか？お店のメニューやご自身のことなど、どんなことに挑戦したいですか？

HANA YUSUKEさん：現在、本職はラーメン屋であり、新しいラーメンの開発に取り組んでいます。このラーメンが現地の日本人のお客様やメキシコ人のお客様に受け入れていただければ、多店舗展開を考えています。そして、メキシコで一番有名なラーメン屋になっていきたいです。そして、お店の成長だけでなく、自身のスキルや経験も積んでいきたいと思っています。

お店の雰囲気づくりとしては、普段私はキッチンに入っていることが多いため、お客様を対応でききれないことがあります。日本文化にあるような接客や居酒屋の雰囲気を感じていただけるようにすることはすぐにでもやりたいです！そして、お客さんのことも覚えていて、「久しぶり！今日は何を食べる？」のような雰囲気です。それをメキシコ人のお客様にもしてあげたいです。