メキシコの日系企業にインタビュー:第1回:メキシコでNo.1の技術商社を目指したい(Yamazen Mexicana S.A.de C.V. President & C.E.O.吉倉 雄二様)

更新日:2021年6月22日


「メキシコに進出する日系企業はどのような企業が多いのですか」

「メキシコのどこに日系企業が、何社ほどありますか」


こういった質問をよく耳にするMEXITOWN編集部。そこで今回からメキシコの日系企業でご活躍される方々にもスポットを当て、メキシコでの事業内容をご紹介するインタビューをを始めました!


記念すべき第1回目はグアナファト州・シラオ市にある、プエルト・インテリオール工業団地内に拠点をおく山善メキシコの吉倉様にインタビューをしました。山善メキシコ様はメキシコに法人を設立して今年で7年。会社のご紹介だけでなく、コロナ禍での取り組みを通じて感じたことや、今後のビジョンなど、幅広くお聞きしました!

<目次>

山善メキシコは今年で設立7年目を迎えます

メキシコを米州地域のハブとし、今後、中南米の販路を拡大したい

商社でありながら、自社で高度なエンジニアリング機能を備える

今後のビジョン ーメキシコNo.1の技術商社に、そしてメキシコの産業発展に貢献していく

世界に目を向けて、視野を広げてほしい

編集後記

会社情報・お問い合わせ先

山善メキシコは今年で設立7年目を迎えます


MEXITOWN(以下、MT):吉倉さん、こんにちは!本日はお忙しいところお時間ありがとうございます!インタビュー前に山善メキシコ様のウェブサイトは拝見しておりますが、吉倉さんから山善のご紹介をお願いします。


吉倉様:ありがとうございます。まず、日本の山善のご説明をしますね。

山善は1947年戦後間もなく設立され、今年で74年目を迎えます。大阪、東京に本社を構え、国内に53ヶ所の拠点、海外現地法人が17社(事業所66ヶ所)あります。従業員数は海外法人の現地スタッフを含めてグループ全体で3,077名います(連結:2020年3月31日現在)。生産財事業と消費財事業の2事業を柱として企業運営を行っております。メキシコは生産財事業の海外法人で、工作機械、切削補要工具、測定機器、環境機器、その他産業機器全般を取り扱っています。


山善メキシコ紹介ビデオ


次に山善メキシコですが、メキシコの現地法人として2013年に設立され、グアナファト州シラオ市のプエルト・インテリオール工業団地内とサン・ルイス・ポトシ州サン・ルイス・ポトシ市にオフィスがあります。現在従業員は両オフィス併せて30名ほどです。私は2011年頃から出張ベースで市場調査を開始し、2012年1月にメキシコシティに駐在員事務所を設立致しました。そこから事業展開を開始した形となります。


メキシコを米州地域のハブとし、今後、中南米の販路を拡大したい


MT:メキシコに拠点を設立しようとなったきっかけは何でしょうか。


吉倉様:北米拠点としてはアメリカの進出が古く50年以上経過しております。すでに全米に15拠点の事務所を展開しておりますが、80年代後半から中国を含むアジアの台頭が顕著になってきたこともあり、当社の海外投資もアジアを中心とした国に集中しました。


2010年代に入り、更なる海外事業拡大において、︎中南米への販路拡大も視野に入れた形で、米州生産のハブとなりえるメキシコに進出することを決めました。丁度私が中国での駐在を終えた後の2010年頃から、日系の自動車産業のメキシコへの進出が増えてきました。そうした背景もあったので、メキシコにまずは現地法人を設立し、今後中南米を攻めていく計画でした。


MT:2010年代から日系の自動車メーカーがメキシコに進出し、製造業も多く進出しましたが、吉倉さんの感覚として、予想以上に進出した企業は多かったと言えますか。


吉倉様:当初の予想からは日系の進出数は多くない印象があります。ただ、山善メキシコはメキシコ現地の日系企業だけでなく”非日系”(欧米系、韓国系、中華系、メキシコ系の企業)の企業もターゲットのお客様となっています。現在は未だ日系企業様とのお取引の割合は多いですが、今後徐々に販路を拡大していきたいと考えています。当社の海外事業は日系のお客様が30%、非日系のお客様が70%となっておりますので、最終的には、そこの割合に合わせていきたいと思います。

MT:山善メキシコ様のプエルト・インテリオールのオフィスにはショールームも備えておりますよね。ショールームの役割について教えてくださ