(最終更新日: 1月12日)ブルームバーグ誌などの報道によると、1月11日アメリカのシティグループは、メキシコの一般消費者向けの銀行業務から撤退すると発表がありました。一部の法人向け業務は継続。シティグループにとって、メキシコの支店網は世界最大規模であり、今後もシティグループにとってはメキシコは重要なマーケットであることは変わらないとされています。メキシコで撤退が予定される事業の資産は約440億ドル(約5兆710億円)。
シティグループが撤退することにより、banamexはどうなるのか
現在のところ、Citibanamexの業務に支障はなく、口座を開設している利用者に影響はないようです。
では今後、banamexはどこが事業買収するのか。Forbes Mexicoなど複数の報道では、Elektra、Banco Azteca、TV Aztecaなどが傘下のGrupo Elektra の会長で、メキシコを代表する資産家のRicardo Salinas Pliego氏が事業買収を検討しているとあります。すでにSalinas氏は、自分の率いるチームにbanamexを買収した時のメリットなどを分析するように指示したといわれています。
ちなみにRicardo Salinas Pliego氏は2021年、Forbes Mexico誌でメキシコで最も裕福な人物として3位にランクインされ、その資産額は125億2000万ドルにもなります。
参考URL:
ブルームバーグ
シティグループ、メキシコの消費者向け銀行業務から撤退へ
資産家サリナス氏、米シティグループのメキシコ事業買収に関心
Forbes Mexico
Citi pone a la venta a Banamex; esto pasará y así afectará a sus clientes
Ricardo Salinas Pliego se apunta para comprar Banamex a Citi
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