【6月30日まで登録を】メキシコの携帯電話利用者は要確認 電話番号の登録が義務化
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メキシコでは2026年6月30日までに、すべての携帯電話回線を利用者本人(個人の場合はCURP、法人の場合はRFC)に紐付ける登録手続きが義務付けられています。
対象となるのはTelcel、AT&T、Movistarをはじめとするすべての携帯電話会社の回線で、プリペイド(Prepago)・ポストペイド(Plan)を問いません。期限までに登録を完了しない場合、2026年7月1日以降、通話・SMS・データ通信サービスが停止される可能性があります。
メキシコ政府(通信規制委員会)の発表
登録に必要なもの
登録時には以下の書類が必要となります。
CURP(個人の場合)
RFC(法人契約の場合)
有効な身分証明書(INEやFM2、FM3、パスポートなど)
登録する携帯電話番号
多くの通信会社では、本人確認のためスマートフォンのカメラを利用した顔認証(セルフィー撮影)を実施しています。なお、政府および通信事業者は、生体情報そのものは保存しないと説明しています。
各通信会社の登録ページ
Telcel
Telcel利用者は以下の公式ページから登録できます。
[Telcel 登録ページ(Registro de usuarios de telefonía móvil)]
登録がうまくいかない場合は、各社カスタマーセンターに連絡し、手続きをしてください。また、Telcelを含め以下ご案内するAT&T、Movistarも街中に店舗がありますので、不安な方は直接店舗に出向いてください。
AT&T México
AT&T利用者はこちら。
Movistar
Movistar利用者はこちら。
その他の通信会社
その他のMVNO(BAIT、Unefon、Virgin Mobileなど)を利用している場合は、以下の公式ポータルから各社の登録ページへアクセスできます。
登録方法
各社によって異なる可能性もありますが、大まかな流れは以下の通りです。数分程度で完了です。
登録ページのリンクを開く
外国人かメキシコ人か等を選ぶ(ここでPassportで登録できるかの分かれ道になることも)
SMS認証コードが登録携帯番号の端末に送られてくるため、認証する
PassportやFMM、INEカードの情報を登録する(読み込みも可能)
顔認証をする
完了
よくある質問
ここで想定される質問についての回答を纏めました。
Q. CURPを持っていない外国人でも登録できますか?
メキシコに合法的に滞在している外国人の場合、多くは一時居住者(Residente Temporal)または永住者(Residente Permanente)としてCURPが発行されています。各自のFMMカードを確認してください。
→6月23日(火)レオン・セントロマックスのTelcel窓口で編集部が直接窓口で聞き取りをしたところ、外国人の場合はパスポートのみで登録可能とのことでした。あくまでTelcelの対応ですので、他社の携帯については登録時に確認もしくは携帯会社にお尋ねください。
Q. 日本人駐在員ですが、会社名義の携帯電話を使っています。登録は必要ですか?
会社契約の場合でも登録対象となります。
一般的には契約者である会社のRFC情報と回線情報を紐付けることになりますが、通信会社によって手続き方法が異なります。会社から支給された携帯電話を利用している場合は、まず勤務先の総務部門やIT担当部署へ確認することをおすすめします。
Q. プリペイド(Amigo、Prepagoなど)も対象ですか?
はい。プリペイド回線も対象です。
「チャージ式だから登録不要」ということはありません。TelcelのAmigoやMovistar Prepagoなども登録が必要です。
Q. 登録しないと本当に使えなくなるのですか?
政府および通信当局の発表によると、期限までに登録が完了していない回線については、段階的にサービス停止措置が行われる可能性があります。
Q. 自分の回線が登録済みか確認する方法はありますか?
あります。
各通信会社のアプリや専用サイト、または通信当局(CRT)のポータルサイトから確認できる場合があります(Check your line、Consulta tu lineaなどのリンク)。
※ただし、編集部も経験しましたが(Virgin Mobileでした)、一度登録されたにもかかわらず登録エラーになり、カスタマーサービスで対応してもらいました。また、登録後は反映までに最大24時間かかるともいわれました。
※6月23日、レオン・セントロマックスのTelcel窓口で登録されているか尋ねたところ、電話番号を伝えるのみで係員の方が調べてくれます。もし登録されていない場合はその場で手続きができます。
そもそもなぜ携帯電話の登録が義務化されたのか?
今回の制度導入の最大の目的は、匿名で利用される携帯電話回線を減らし、犯罪に悪用されることを防ぐためです。
メキシコ政府および通信規制当局(CRT)によると、近年、携帯電話を利用した犯罪が大きな社会問題となっています。
例えば、
振り込め詐欺や電話詐欺(Fraude telefónico)
恐喝電話(Extorsión)
誘拐を装った「仮想誘拐(Secuestro virtual)」
なりすまし犯罪(Suplantación de identidad)
などです。
これらの犯罪では、身元が確認できないプリペイド携帯電話が利用されるケースが多く、捜査を難しくする要因の一つとされてきました。
そのため政府は、「すべての携帯電話番号に責任者を紐付けることで、犯罪抑止につなげたい」と説明しています。通信規制当局(CRT)も、制度の目的を「携帯電話回線の匿名性をなくし、犯罪への悪用を防ぐこと」としています。
過去にも同様の制度はあった
実はメキシコでは、今回が初めてではありません。
2009年には「RENAUT(Registro Nacional de Usuarios de Telefonía Móvil)」という携帯電話利用者登録制度が導入されました。しかし、個人情報の流出や制度運用上の問題が発生し、2011年に廃止されています。
また、2021年には「PANAUT(Padrón Nacional de Usuarios de Telefonía Móvil)」が導入されましたが、個人情報保護やプライバシー侵害の懸念から、2022年に最高裁判所によって違憲判断が下されました。
今回の制度はそれらとは異なり、政府が一元管理するデータベースを作るのではなく、各携帯電話会社が利用者情報を管理する仕組みとされています。
一方で懸念の声も
今回の制度については、プライバシー保護団体やデジタル権利団体から懸念の声も上がっています。
主な理由としては、
* 個人情報流出のリスク
* 犯罪抑止効果への疑問
* 政府や第三者による監視強化への懸念
などが挙げられています。
実際に過去の登録制度では個人情報流出が問題となった経緯もあり、「安全対策や情報管理が十分に行われるのか」を注視する必要があるとの指摘もあります。
政府側は、今回は政府による中央集約型のデータベースは作らず、利用者情報は各通信会社が管理すると説明しています。
今回の制度は、犯罪対策と個人情報保護のバランスが問われる取り組みとして、現在も議論が続いています。
まだ登録を済ませていない方は、期限直前になるとアクセス集中や店舗混雑が予想されるため、早めの手続きをおすすめします。特に日本人駐在員やそのご家族の場合、会社契約の回線を利用しているケースも多いため、登録方法については勤務先の総務部門や通信契約担当者にも確認すると安心です。
通信環境の安定している場所でご自身のスマホで、総務担当者の方などと一緒に登録をしてください。もしその後登録されているか不安な方は各社カスタマーサービスもしくは街中の店舗に出向いてください。
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