
Hola!今回は意外と知られていない、けれどメキシコ国内ではよく見かけるメキシコワインについての紹介をします!情報を更新して再掲載です。
メキシコワインの産地
「そもそもメキシコってワイン作ってるの?」
はい、おそらくそう思われる方が殆どだと思います。私もメキシコに來るまで、お恥ずかしながら知りませんでした💦実はメキシコのワイン、アメリカ大陸で1574年に初めてワインの生産がされた国でもあります。その後、1597年にカーサ・マデロ(CASA MADERO)の前身となるサン・ロレンソ農園がバハ・カリフォルニア州に作られました。CASA MADEROはメキシコのワインとして色々な場所で見かけますね!

産地その①:バハ・カリフォルニア州
メキシコワインの9割はバハ・カリフォルニア州産といわれるほど、まさにワインの州、バハ・カリフォルニア。特にティファナから南に2-3時間ほどいったValle de Guadalupeには様々なワインのブランドの農園があり、観光地としても有名です。カリフォルニア州のすぐ下で気候も近いこともあり、どことなくカリフォルニアワインに似ていると思います。
産地その②:アグアスカリエンテス州
日産自動車があり、日本人も多く住んでいることで有名なアグアスカリエンテス州もワインが生産されています。バハ・カリフォルニア州ほどの規模ではないですが、ワイナリーも数件あり、レオンなどからも気軽にアクセスできるので、一度行ってみたい♬
アグアスカリエンテス州のワイナリー紹介
産地その③:ケレタロ州
サン・ミゲル・デ・アジェンデとケレタロの間、テキスキアパンにワイナリーが沢山あり、どちらかというと赤ワインはアルゼンチンやチリワインに似ている濃厚さ。サン・ミゲル・デ・アジェンデやケレタロの観光と是非セットにしてほしいくらい、ワイナリーで泊まるもよし、街中でワインを楽しむもよしです!
産地その④:グアナファト州
実はまだ発展途上ですが、グアナファト州シラオにもワイナリーがあります!3年前にオープンしたCamino de Vinos があり、宿泊施設も備えられています。
※2025年1月9日情報追加 メキシコワインの生産規模と場所
メキシコワイン評議会 ()のFacebookページによると、メキシコでは上記でご紹介した週も含めて17州でワインが生産されています。また、ブランド数は1000以上、価格帯は51ペソから300ペソ以内が全体の33.7%、301ペソから500ペソが45.4%、500ペソ以上が21%となっています。一人当たりの消費量は1.38リットルです。
おススメワインブランド(2025年1月9日一部追加)
テキーラ好きの私ですが、赤ならMALBECかシラーズ(Shiraz)、白ならシャルドネを好むので、この2つが美味しく、これまで飲んできたワインで美味しかったものを順不同で紹介します。

Chasselas de Mogor (産地:バハ・カリフォルニア)
シュールな猫のラベルのデザインに一目惚れして購入した白ワイン。お値段がそこそこしますが、さっぱりしすぎず、葡萄らしさを感じるフルーティなワインです。メキシカンならセビーチェ、フィッシュタコス、シーフードカクテル、イタリアンならカルパッチョといったシーフード料理との相性がいいです。
購入できる場所:LA CONTRA 、(店舗により)Liverpool、ウェブサイト

Don Luis CETTO CONCORDIA (産地:バハ・カリフォルニア)
60%がCabernet Sauvignonと、40%がShirazの2つの品種をミックスした赤ワイン。日本にも輸入されているLA CETTOが手掛けるブランドです。2種のそれぞれのよさが引き出されていて、ほどよい渋みと濃厚さがあります。
後で紹介するEL CONOCEDOR誌が主催するワインの評論会"ALFOMBRA ROJA 2018”でPLATA(シルバー)を獲得。この評論会でテイスティングされたワインは高級なものばかりで(250ペソ以上)、このDon Luisも高級そうなパッケージに見えますが、お値段222ペソとかなりお得!値段以上の価値があります。La Europea、VINOS AMERICAで購入可。
サーロインステーキと合わせて♬

MONTE XANIC (産地:バハ・カリフォルニア)
CASA MADEROやLA CETTOと同じくらい有名なワインブランドです。高級ラインもあり、高級なものだとなんと3000ペソ近くするものもあります。
酒屋さん以外でも各スーパーで買うことができ、いつでも好きな時に手に入れることができるブランドです。おススメはシャルドネ!個人的にカリフォルニアワインが好きな方に飲んでいただきたいくらい、おそらく言われないとカリフォルニアワインと間違えそうなくらいの味わいです。

MUSICA Vinos de Marques (産地:ケレタロ州)
2013年に設立されたばかりの比較的新しいワインのブランド。最初に出会ったのがイタリアンレストランチェーンのItalianiでした。チェーンが紹介するなら大したワインじゃないでしょうと思った方、それが裏切られるくらいの美味しさです。アルゼンチンワインに似た重みのある赤ワインです。
ケレタロ市内にある La Castellana Juriquilla, distribuidor de vinos (日本食レストランsakura fubukiと同じモール)で購入できます。
VINEDO SAN MIGUEL LATIENDO 2021
グアナファト州のワイナリーの一つVINEDO SAN MIGUELの赤ワイン。マルベック、シラー、メローの3種類の赤ワインをブレンドしているため、とてもバランスがとれた味になっています。COSTCOでも購入可能です。
VINEDOS SAN LUCAS
同じくグアナファト州のサンミゲル・デ・アジェンデにあるワイナリー。読者の方からのおススメですが、雰囲気が素敵なワイナリーでいただくワインは美味しくないわけがない!週末のお出かけに是非!
そしてアグアスカリエンテス州のワインといえば、オーガニックワイナリー:Bodegas De La Parra!インタビューもありますので、こちらから是非ご覧ください。

ワインを買うなら LA CONTRA
上のChasselas de Mogorでも触れたLA CONTRAというワイン専門店がグアダラハラ、メキシコシティ(Roma)、オアハカ、エンセナダ、ティファナにあります(各店舗の住所はこちら)
店内は他のお店では見つけることができないような選りすぐりのメキシコワインをはじめとして、メスカル、ワインツールなどが置いてあります。ワインが入るギフト用の手提げが丈夫でとってもかわいい!
※レオン店は残念ながら数年前?に閉店となりました😢
ワインのことが沢山紹介されている雑誌、EL CONOCEDOR
お酒の総合雑誌、EL CONOCEDORでは、おススメのワインやワインを楽しめるレストランの紹介(メキシコシティ中心)をしています。先に説明したDon Luis も、EL CONOCEDOR誌内で評価が高かったため購入しました。ワインの紹介もアロマやテイスト、ペアリングに適したお料理の解説までしています。また、ワインだけでなく、その号によってはラムやウイスキー、メキシコならではでテキーラの特集号になるときもあります。

いかがでしたか?テキーラに慣れるまでは私もワインをよく飲んでいました。最近もまた長い外出自粛が続く中でワインへの愛が復活してきて、書いているだけで飲みたくなってきました💦 メキシコのワインでも、まだスパークリングワインに挑戦していないので、挑戦したらまたレビューします。
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