原爆投下 から80 年ー広島空港に、メキシコから「平和の壁画」を― 「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」プロジェクトのご紹介
- Shoko Wen

- 8月1日
- 読了時間: 3分

2025年、広島空港に、メキシコとの友情と「核のない世界」への願いを込めた巨大な壁画が誕生します。

メキシコと広島を結ぶ理由
メキシコは世界で初めて核兵器の使用・配備を法的に禁止した国。
広島県とグアナファト州は2014年に友好提携を結び、経済・文化・スポーツを通じて交流を深めてきました。
このプロジェクトは、二国間の歴史的な友情と平和への想いとノーベル平和賞の繋がりを次世代に伝える取り組みです。
さらに本壁画は、「広島を世界一アートな街にする」ことを目指す「つなげるアート」プロジェクトの第4弾の作品として実施します。
企画提案者・実行責任者の強い想いが込められています

企画の中心となっているのは、メキシコ人の父と日本人の母を持つグティエレス兄弟(一郎さん・実さん)。兄の一郎さんは、かつてピースボートの国際コーディネーターとして「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に携わり、初回航海より南米などの寄港地で被爆者の証言活動を支えました。
弟の実さんは、長年にわたってマツダのメキシコ支社で社長通訳を務め、広島県とグアナファト州の友好提携を最前線で支えてきました。東京オリンピックの際は、広島県の多くのホストタウンでメキシコ五輪選手団の通訳を務めています。また、メキシコ・オリンピック委員会に、広島県の受け入れ記念の壁画制作を提案し、実現。2021年には巨大壁画の完成披露式を主催し、昨年の湯崎知事メキシコ訪問時には、この壁画も視察しました。

グティエレス実さん・MEXITOWNインタビュー記事
→MEXITOWNでも過去、グティエレス実さんをインタビューさせていただきました。実さんから伝わる日本とメキシコの架け橋になりたいという想いは、通訳者という職業を越えた熱いものであることを感じます。インタビュー当時から編集部は「あ、きっとまた実さんは我々が驚かされるようなプロジェクトを手掛けるだろう」と思っていました。今回、原爆投下から80年ー原爆投下の現実を知らない世界中の方、1人でも多くの方に壁画を通じて伝わればと願っています。国家間の争いが絶えない世界情勢の中ですが、一郎さん、実さんのプロジェクトの実行力に尊敬の意を表します。
壁画制作者のご紹介

壁画を制作するのは、世界で活躍するメキシコ人壁画家姉弟のAdry del Rocio氏とCarlosAlberto GH氏。北米、南米、ヨーロッパ、中近東、アジアの25カ国以上で巨大な作品も含む壁画を制作した実績があります。
壁画制作に向け、ご賛同いただいているメキシコ在住被爆者の山下泰昭氏から被爆証言を聞き、七宝作家で被爆者の田中稔子氏からは証言と作品の助言をいただいています。
あなたの想いが、壁画の一部に
現在、プロジェクト実現のためのクラウドファンディングがスタートしています。
寄付の詳細は、こちらのURLをご覧いただくか、以下のQRコードをスキャンしてください👉 https://readyfor.jp/projects/hiroshima-mexico

画像引用元およびプロジェクトの詳細
プロジェクト詳細
「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」
■場所: 広島空港
■完成披露式日時: 10月15日(水)9時(予定)
■アーティスト: Adry del Rocio & Carlos Alberto GH
■「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」実行委員会構成メンバー:
本プロジェクトの実行委員会は以下の通りです。
・企画提案・実行責任者: グティエレス一郎/グティエレス実
・山邊昌太郎 広島県観光連盟(HIT)チーフプロデューサー/ PLAY SPACE:つなげるアート主催者
・松村真澄 ピースボート・「核兵器をなくす日本キャンペーン」事務局コーディネーター
■連絡先(メディア取材含む): mural.hiroshima.mexico@gmail.com
■協力・賛同団体:
★ PLAY SPACE(主催団体・つなげるアートプロジェクト主宰)
★ ピースボート(主催団体)
★ 広島国際空港株式会社
★ 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
★ トラテロルコ条約機構(OPANAL)
★ メキシコ日本商工会議所
★ 在日メキシコ大使館
★ メキシコ・グアナファト州・文化部




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