(テキーラジャーナル掲載記事 )「アガベブーム」の誕生ストーリーと製法の特徴や楽しみ方。コロナ禍でも伸び続けるアメリカのテキーラ市場。~後編~


本記事はRay Trading(MEXI TOWN)がインタビュー協力をし、テキーラジャーナルに掲載された 「アガベブーム(AGAVE BOOM)」をつくり出したカサマエストリ蒸留所のインターナショナル・セールス・マネージャー、ホセ・コイラ(Jose Coira)氏 のインタビュー記事、後編の日本語版英語版(English)になります。

日本語版


Tequila Journal(以下TJ):

緊急事態などの状況下で、対面イベントやプロモーション活動が出来なくなってしまった際に、どのような方法でテキーラの宣伝をしましたか?



Jose Coira(以下ホセ):

アメリカの市場やテキーラ業界(お酒業界全般含め)の状況は他国とはかなり異なっていると思います。


酒屋はアメリカ政府から「essential business(生活に不可欠な事業)」として指定されていたため、バーやレストランが営業できなかった時でも、家飲み用としての需要が伸びたため沢山のお酒を販売する事ができました。


そして、家飲みの機会が増えることで、お酒にかけるお金の価値観が変わっていきました。

今までバーでテキーラのブランコを3杯飲んでいた金額でブランコのボトルを1本、もし高級なテキーラのアネホを1杯を飲んだとしたら、その金額でアネホのボトル1本が買えるかもしれない・・・・と考える方も多く、好きなテキーラは「ボトルで買って家で飲む」という風潮が高まっています。


最初の頃は想像もできませんでしたが、結果的につくり手の私達には売上の面では有利な結果となりました。


「アガベブーム」や他の自社ブランドの宣伝については、映像や写真などのSNS投稿は通常通りに行っていましたが、それが売り上げに大きく貢献したことは考えにくいと思います。

ただ、やるべきことを忘れずにコツコツ続けていただけですが、売上が上がったのはたまたま運が良かっただけなのかもしれません。


今後は、もっと多くの人々に向けたプライベートブランドを作りたいですね。


TJ:

プライベートブランドづくりの方法についても教えてください。


ホセ:

まず、お客様とミーティングをして、要望などを詳しく聞き取りします。


既に、ブランドコンセプトなどの詳細も決まり、お酒の輸入や販売の流れを熟知していて、許可書と商標などの申請についても自社で出来るようなお客様の場合は、希望通りの味と香りのテキーラをつくり瓶詰めして渡すだけです。



全く知識や実績が無い場合でも「フルパッケージ・サービス(テキーラ生産と別途料金がかかります)」を用意しているので安心してください。

まずは蒸留所にお越しいただき、サンプルを試飲しながらお気に入りの味を決めて、ボトルやラベルのデザインを相談しましょう。