こんにちは。9月16日はメキシコの独立記念日。毎年メキシコ各地では、独立記念日が近くなると町中に国旗が飾られていたり、レストランではチレスエンノガダを楽しんだりと、メキシコでは欠かせない行事となっています。
そこで今回は、メキシコ独立記念日の歴史と、独立記念日には何をするのかなどを解説します。
メキシコの独立記念日(Independencia de México)は、メキシコの国をスペインの支配から解放した歴史的な出来事を祝う非常に重要な祝日です。この日は毎年9月16日に祝われ、国中で大々的な祭りが行われます。以下では、メキシコの独立記念日についての詳細を解説します。
歴史:
メキシコの独立記念日の歴史は、19世紀初頭に遡ります。当時、メキシコはスペインの植民地として長い間支配されていました。しかし、民族主義と独立の願望が高まり、1810年9月16日にミゲル・イダルゴ神父(Father Miguel Hidalgo)がドロレスの町で独立宣言を行いました。これがメキシコの独立運動の始まりで、彼の有名な「エル・グリト・デ・ドロレス」(Dolores Cry)で独立戦争が勃発しました。
独立戦争は長期にわたりましたが、1821年9月27日にアグスティン・デ・イトゥルビデ(Agustín de Iturbide)によって独立協定が調印され、メキシコはスペインから独立を宣言しました。この日は独立記念日の基盤となり、後に9月16日に移行されました。
独立記念日にメキシコ人は何をする?何を食べる?
メキシコの独立記念日は国中で大きな祝典となり、以下のような活動や食事が一般的です。
エル・グリト・デ・ドロレス(Dolores Cry): 9月15日の夜に、大統領府(El Zócalo)などで大統領がメキシコの独立宣言を模倣し、国民に向かって「エル・グリト」として知られる叫びを発します。これはメキシコの自由と独立を象徴し、数千人の人々が一堂に集まります。メキシコシティの大統領府以外でも、各地で「エル・グリト」が行われています。
パレードと花火: 9月16日には、全国各地でパレードが行われ、メキシコの歴史や文化を祝います。夜には壮大な花火が打ち上げられ、美しい花火ショーが楽しめます。
メキシコ料理: 独立記念日には、メキシコ料理が豊富に楽しまれます。特に有名なのは、チレスエンノガダ (Chiles en nogada)ですね。チレスエンノガダは、プエブラ州が起源であり
、語源はスペイン語で「クルミの木」を意味するnogalに由来します。
唐辛子の一種であるポブラノ(poblano)に、挽肉やトマトなどの野菜のみじん切りを混ぜて炒めたピカディージョを詰め、nogadaと呼ばれるクルミの入ったクリームソースとザクロの種をかけた料理です。唐辛子の緑とソースの白、ザクロの赤でメキシコの国旗の色合いになります。
また、ポソレを食べる家庭もあり、地域ごとにさまざまな料理が提供されます。
画像元URL: https://gourmetdemexico.com.mx/gourmet/cultura/imss-asegura-que-el-pozole-no-engorda/
国旗と緑、白、赤の装飾: 独立記念日には、国旗の色である緑、白、赤の飾り付けが街中に溢れ、国民の愛国心を示します。
メキシコの独立記念日は、国民の結束と誇りを高める特別な日であり、家族や友人と一緒に楽しむための機会でもあります。
参考元URL:
Wikipedia チレスエンノガダ
一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会
当記事の記載内容や情報の信頼性については可能な限り十分注意をしておりますが、その完全性、正確性、妥当性及び公正性について保証するものではありません。また、掲載された内容は、文責者の見解であり、当社の公式な見解や意見を示すものではありません。
当記事の記載内容によって被った損害・損失については一切の責任を負いかねます。ご了承ください。
Comentarios