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Katia Cervantes: 日本とメキシコを結ぶ架け橋

皆様こんにちは。今回はメキシコ元国費留学生の会(Asociación Mexicana de Exbecarios del Japón, A.C.  以下、本文中AMEJ)の会長として、様々な日本とメキシコの交流イベントに欠かせない存在であるKatia Cervantesさんにお話しを伺いました。Katiaさんが日本語を学び始めたきっかけや留学経験、日本とメキシコの文化交流について熱く語っていただきました。彼女が日本語学習の苦労や工夫、そしてAMEJの会長としての活動について語ることで、日本とメキシコの友好関係を深める使命感が伝わってきました。

 

<目次>

 

言語を学ぶことから日本と繋がった


MEXITOWN:Katiaさん、本日は宜しくお願い致します。まず初めに、Katiaさんが日本語を学び始めたきっかけや、日本との関わりについて教えていただけますか?


Katiaさん: もちろんです。私が日本語を学び始めたのは15歳の時でした。言語学習に興味があり、英語やフランスの言語も学んでいましたが、日本語にも魅力を感じました。双子の姉がドイツ語を学んでいたので、家庭環境が言語学習を積極的に行っていることがきっかけでした。当初は日本文化についてあまり知識がなかったですが、言葉の力に魅了されていきました。日本語以外のアジアの言語では中国語も理解することが出来ます。中国に半年間留学した経験もあります。


MEXITOWN:日本はどちらに留学されましたか。


Katiaさん;高知県の高知大学です。そこで1年間勉強し、伸び伸びとした環境がとても好きでした。実は5月に2週間、日本に旅行しました。そこでヨーロッパに住んでいる姉と東京で合流しました。メキシコ人の姉妹がヨーロッパとメキシコ、遠く離れた場所に住んでいるにもかかわらずこうして第3の国である日本で合流することにとても興奮しました。


日本でお姉様と再会した時の様子


日本とメキシコを超えて、グローバルな国際交流を目指したい



MEXITOWN: 日本語を学ぶ上での苦労や工夫した点について教えてください。


Katiaさん: 日本語の学習は決して容易ではありませんでしたが、日本語弁論大会などのイベントに積極的に参加しました。授業後に先生方からのサポートを受けながら、録音や覚え方に工夫を凝らしました。その時の先生方のサポートがなかったら今の私はいなかったと断言できるくらい、先生たちには大変お世話になり、今でも感謝しています。また、他の日本語学習者との交流も大きな助けになりました。


人と人がつながるものは言語。話している言語が違っていても、物事にお互い興味があって、言語を習得し話せば分かりあえるし、繋がりあえると強く思っています。


MEXITOWN: 日本とメキシコの交流について、AMEJの会長としてどのような役割を果たしていますか?


Katiaさん: AMEJでは日本とメキシコの架け橋となるべく活動しています。メキシコの主要地域に統括コーディネーターの方もいますので、各地域でAMEJの卒業生の方との交流を深めて、卒業後も卒業生が繋がることが出来るように努めています。日本とメキシコ、お互いの文化や言語の違いを尊重しながら、両国の交流を促進することを目指しています。日墨交流を通じて、両国の人々が互いを理解し合い、協力していくことが重要だと考えています。


また、昨今では日本とメキシコだけでなく、よりグローバルな視点での交流が出来たらと考えて動いています。ブラジルやペルーなどには日系人も方も多く住んでおり、日系コミュニティでの活動も活発です。こうしたラテンアメリカ諸国のコミュニティとも交流を積極的にもち、グローバルな目線での国際交流を目指していきたいと考えています。


人生をより豊かにするために、一歩踏み出してみてください!



MEXITOWN: 将来の目標や挑戦したいことについて教えてください。


Katiaさん: 私の将来の目標は、日本とメキシコの関係をさらに深めることです。特に若い世代を育て、両国の未来を担う人材を育てることが私の使命だと考えています。人は色々なスキルをもっていて、そのスキルを活かすことができるチャンスは沢山あります。各々の持っているスキルを最大限に活かすためにも多くの人がを一緒になって、まずメキシコの将来を作りたいです。また、女性の方にもどんどん参画していただけたらと思います。女性の方々がメキシコで孤立せず、共通の話題をきっかけに女性の方々も繋がりと交流を深めていけたらと思います。


メキシコにも日本にも自分の世界が小さい方がいますが、特定の繋がりしか持ったことのない人がメキシコにも日本にもいることを理解しています。自分がずっと住んできた土地からでるのは怖いと感じることも理解しています。でも、ちょっと外に踏み出せば、色々な可能性が広まることを知らない人がまだ多いのです。自分の住んでいる場所からでなくても生きていける人が沢山いるということも知っていただきたいし、人生がより豊かになるとおススメしたいです。お互いの考え方を広げて、もっとグローバルな目で、いろいろな方が社会の問題を解決する社会を目指していきたいです。私はイラプアト市の日系企業で働いていますが、お互いに良いビジネス関係を作るために何をしなければいけないか、毎日のように考えています。日本とメキシコの関係性を強化し、グローバルな視野でビジネスや社会問題に取り組んでいきたいと思っています。


MEXITOWN: 最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。


Katiaさん: MEXITOWNの読者の皆様、日本とメキシコの架け橋となることは私たちの任務です。お互いの文化や言語の違いを尊重しながら、友好関係を築いていきましょう。コミュニティに参加し、積極的に交流することで、より豊かな未来を築いていけると信じています。何かの理由やきっかけで出会い、それぞれの人生の中でお互いにいい影響を世の中に残していきたいなと思っています。


MEXITOWN:Katiaさん、本日はありがとうございました。Katiaさんの情熱あふれる言葉から、日本とメキシコの友好関係を築くための大きな使命感が伝わってきます。彼女の活動が両国の架け橋として更なる発展を遂げることを期待しています。



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