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  • 【イラプアトお知らせ】レストラン憲・9月23日(金)、24(土)、刺身、すき焼き肉、豚バラ肉等、販売について

    イラプアトのRestaurant Kenより、お刺身等の販売のお知らせです。 9月23日、金曜日、9時半までにご注文頂ければ、お弁当配達時に、保冷バックにて配送致します。 9月24日、土曜日 12時から15時にて、レストラン憲にて、刺身を柵、切り身及びすき焼き用牛肉、豚バラ肉を販売致します。 お支払いについて、商品到着後、口座でのお支払い可能ですので、お問い合わせ願います。 販売価格(100g)  仕入れ価格により変動致します。 中トロ      $200 赤身       $200 ハマチ 鹿児島産 $200 しめ鯖      $100 サーモン     $80 スズキ      $80 鰻のかば焼き    $200/100g(約鰻丼1杯分です) 秋刀魚塩焼き1尾単品 $120 大根おろし付き イクラ     $150/25g 冷凍生雲丹   $150/25g ※大トロ、ヒラマサ、イカそうめんは品切れです。 ぶつきりミックス(マグロ、サーモン、ハマチ等) ぶつ切り丼用のタレ付き    $100 (100g当たりの価格です) すき焼き用薄切り牛肉 500g包装 $400 自家製割り下100g付き    在庫2kg限定 極薄カット豚バラ肉 500g(100g毎包装) $150 豚しゃぶ等可能です    在庫4Kg限定 レアチーズケーキ1個 $40 コーヒーゼリー 1個 $30 (別添シロップ付き) Restaurant Ken のインタビュー記事はこちら https://www.mexi-town.com/post/restaurant_ken 店舗情報 Restaurant Ken 憲 住所:Irapuato - Silao 250, 36810 Lo de Juárez, Gto. MAP 電話番号:462 117 4908 営業時間:月~土: 12–3PM 定休日:日曜日 ※夜の時間帯は4名以上の予約制となります。

  • 【速報】メキシコ時間9月22日マグニチュード6.9の地震発生、19日の余震で最大規模、メキシコシティで死者2名

    メキシコ現地時間9月22日午前1時16分、ミチョアカン州のコアルコマン南約84キロの地点を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生しました。 この地震によりメキシコシティ、グアナファト州、ミチョアカン州、ハリスコ州などでも揺れを観測しました。この地震によりメキシコシティでは2名の死者が報告されました。 SNSでは一部フェイクの情報が出ております。 正確なニュースは政府・州政府公式アカウントやMILENIO、El Universal、AMなどの各種メキシコ・日本のマスコミのアカウント、大使館や領事館から入手するようにしてください。 MEXITOWNではこの地震について続報が入り次第、SNSなどを通じて発信していきます。

  • 【レオン】美味しいパンでゆったりとした時間 Bret and Zel

    こんにちは。レオンで美味しいベーカリーを探すことが至福のひと時となっている編集部。今回、Puerta Bajioにもすでに店舗があるドイツ系のベーカリー、Bret and Zelが2店舗目を出したとSNSで発見したので、行ってきました。 こちらのBret and Zel、クロワッサンがとにかくおいしい!バター臭さがなく、サクッとした食感がたまらないです。そんなBret and Zelの2店舗目はこんな雰囲気でした。 ショーケースの中にはおいしそうなパンが沢山!メキシコでは珍しいプレッツェルからお総菜パンのようなピザパン、ブルーベリーマフィンやバナナケーキなどがありました。しかもこの時丁度Conchaとクロワッサンが焼きたてで、持ち帰りの時は焼きたてのトレーからパンをとってくれた店員さんにMuchas gracias!! そして店内はイートインスペースもあって、コーヒーやサンドイッチを頂くことが出来ます。この日は天気がとてもよく、テラス席で飲むカフェラテもサンドイッチも美味でした。サンドイッチに使用しているパンは少しだけ固めですが、食べ応え抜群!気分転換をしたいときや、明日の朝食には美味しいパンを頂きたいと考えているレオン民にはおススメの場所です! Bret and Zel 所在地: Av Paseo del Moral 312, Jardines del Moral, 37160 León, Gto. MAP レオン北にお住まいの方は、1号店の方が近いかもしれません ↓ Puerta Bajío, P.º de los Insurgentes 3356-Local 12C, San Jose de las Piletas, 37330 León, Gto. MAP

  • 【速報】一部更新・修正:メキシコ時間9月19日マグニチュード7.7の地震発生、各地で揺れを観測も目立った被害なし

    メキシコ現地時間9月19日午後1時5分、ミチョアカン州のコアルコマン南約63キロの地点を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生しました。 この地震によりメキシコシティ、グアナファト州・レオン、トルーカなどでも揺れを観測しました。この地震による大きな被害の報告はありませんが、一部で津波が観測されました。 9月19日追加: 1.MILENIO誌によると、この地震による影響で、 アグアスカリエンテス州 ハリスコ州 ゲレロ州 モレロス州 コリマ州 では、安全のために19日と20日、教育機関を休校にする処置をとっています。 2.地震による影響で一時、メキシコシティ、ハリスコ州、メキシコ州、ミチョアカン州、コリマ州で一部停電が発生(CFE(メキシコの電力会社)全利用者の8%相当) 3. NHKによると、これまでのところコリマ州で1人が死亡。一時期79センチの津波が観測されたが、その後警報は解除。震源地のミチョアカン州で被害が報告されている。 在日本メキシコ大使館によると、日本人の被害者は今のことろ確認されていない。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220920/k10013827111000.html 4. El Universalによると、地震の影響により、コリマ州の火山とポポカテペトル山では火山活動が記録された。 SNSでは一部フェイクの情報が出ております。 正確なニュースは政府・州政府公式アカウントやMILENIO、El Universal、AMなどの各種メキシコ・日本のマスコミのアカウントから入手するようにしてください。 MEXITOWNではこの地震について続報が入り次第、SNSなどを通じて発信していきます。 奇しくも1985年と2017年の9月19日にも地震がありました。 https://www.mexi-town.com/post/seijishinohara_earthquakemexico

  • (後編)写真家・篠原誠二氏「姉妹都市交流円滑の為、各姉妹都市で写真展を開きそれらの作品で写真集を作成したい」

    第33回メキシコで頑張る人にインタビューは、メキシコ在住歴46年、メキシコシティの写真家・篠原誠二氏(後編)です。 前編では、篠原氏がメキシコに来た理由、カメラを手にして白黒の写真を撮ろうとしたきっかけ、レオンでの写真展のお話を伺いました。インタビュー後編となる本記事では、篠原氏の姉妹都市交流への想いや、現在メキシコで働く方へのメッセージをいただきました。前編同様、数々の作品を掲載していますので、是非最後までご覧下さい。 <目次> 姉妹都市で写真展を開き、その延長線上で写真集を出版したい 何度も逃げて帰りたいと思った、でも頑張ってメキシコにいる 感動することを経験すること、メキシコ人と打ち解けていくこと 編集後記 姉妹都市で写真展を開き、その延長線上で写真集を出版したい MT:広島をテーマにした写真展もされましたね。 篠原氏:広島というと皆様、原爆ドームと平和記念公園を見学するだけの方が多いかと思います。広島はそれだけではなく、呉市、竹原町、尾道市そして鞆の浦等々、400年の伝統を守る宿場町など見どころも沢山あることを写真を通して伝えたかったです。 広島の様子 ー原爆の後も人々が街の歴史を守りながら生きているー 篠原氏の写真を通じて感じました 広島県とグアナファト州は姉妹都市ですが、メキシコと日本には姉妹都市が沢山あります。愛知県・名古屋市とメキシコシティ、埼玉県とメキシコ州、京都府・京都市とグアダラハラ、アカプルコと宮城県・仙台市、千葉県・御宿市、クエルナバカと千葉県・大多喜町などがあげられます(注1)。今後、姉妹都市を訪問して写真展を開催し、姉妹都市単位の写真集を作成することを考えています。 グアナファト州の写真 写真展を通して、いつか広島でグアナファトを知ってもらえるきっかけになりたい MT:いつか実現したいですね。お互いの姉妹都市はどのような街か、「写真を通した日墨文化交流」が広がるきっかけになりますね。 篠原氏:まだまだこの歳でも実現したいことが沢山ありますよ。去年と今年はコロナウイルスのパンデミックで写真が撮れず、写真展も開催できませんでしたから。 もう一つは、これまでメキシコと日本を一生懸命つないできた方を写真で100人くらい残したいです。叙勲者、外務大臣表彰者、日墨協会の会長経験者、商工会議所の会頭経験者、日墨学院(Liceo Mexicano-Japones)の学長、理事長経験者、メキシコ人で日本の大使をした方、日本で領事をした方、定年退職して家にいる人、名誉領事、日本の勲章をもらったメキシコ人などです。もしこの記事を読んで「私だ!」と思った方はすぐに撮りに行きます! 何度も逃げて帰りたいと思った、でも頑張ってメキシコにいる MT:メキシコに住み始めて46年。日本に逃げて帰りたくなったことも何度もあったかと思います。 篠原氏:メキシコが嫌で日本に逃げて帰りたいと思った事はありません。貧乏から逃げ出したい、逃げて日本に帰りたいそんな気持ちでした。 今思えば、右も左もわからない僕に最低賃金で雇ってくれた日本人の師匠に心より感謝しています。彼の下で丁稚として働いた時期、その長い時間が今の私を作ってくれました。 師匠は、「誠二、こんな事に負けるな、お前は日本男児頑張れ!!頑張れ!!」と何時も愛の鞭を打ってくれていたように思います。お陰で私は、本当に強くなりました。 苦しい事に負けない、泣かないそして弱音を吐かない!そんな強い男になれました。 頑張って、ここにいる。ここで人生終える。メキシコで友達、家族もできました。妻も46年間一生懸命頑張ってくれたし、喧嘩も毎日してきました。そんな妻にも感謝しています。 人からみたらなかなか波の多い人生だったと思いますが、後悔なんて一つもしてないです。 日本に逃げて帰れなかったのは、羽田で見送ってくれた高校時代の仲間達の笑顔を思うとです。帰国した後、どんな顔して彼らに会えるでしょうか?会えないですよね。日本を去る時、彼らは羽田空港で私を励まし見送ってくれました。 そんな彼らの一人一人の顔を思い出す時、家族を捨てて逃げて帰った私が彼らに会う事は出来無いです。恥ずかしくて会えません。それで私は、頑張れたのです。彼らの優しい見送りの笑顔を思い出して頑張れました。友達は、有難い存在です、そしてとても貴重な存在です。当時をそして彼等を思い出す時は何時も大泣きします。 篠原氏の故郷・北海道 ふるさとへの想いが込められています MT:最後に、メキシコに住む日本人の方にメッセージをお願いします。 感動することを経験し、メキシコ人と友達になる事 篠原氏:2つあります。まず、多くの日本人にも感動するという経験をしてもらいたいです。ここで少し、私の生きがいとなっている息子たちのことをお話してもいいですか。 長男・誠一は、大学の授業は工学部でしたので5年間でした。4年生頃から夜遅くまで卒論のために準備をしていました。苦労の末勝ち取った学位です。卒論が受理された瞬間、涙を流して喜んでいました。この小生意気な息子が親の前で初めて流した涙です。この喜びを、そして感動を一生忘れないで欲しいです。 次男・大輔の場合は、日本の武道が好きで、卒論はテーマが「 宮本武蔵を中心にした 武士道」でしたから大変です。学位を取得するのに8年かかりました。日本語の解らない彼は、アマゾンで英語訳された武士道の本を沢山購入し論文はスペイン語。論文担当の教授が大変興味を持ち、修正のやり取りを重ねて8年でした。長男の様に大泣きはしませんでしたが苦労した事を思えば嬉しいものですね。涙を堪えていましたがやはり泣いていました。いい感動をさせてくれた神に感謝です。 娘のそれは、授業に含まれていましたので特別な卒論はありませんでした。 自分の事よりも子供達の事が長くなりました。貧乏してもメキシコから逃げ出さず、子供達の事を考えて働いて来た事に今、幸せと気持ちの良い喜びを感じています。日本のそれと仕組みが違うので読者にもこの仕組みを知って欲しかったからです。お陰様で、欲しい物は苦労してでも手に入れると言うことを彼らは学んだと思います。親としてこれ以上の喜びはありません。 次に、今メキシコで働いている方々へ。メキシコ人と働いて同じ目線で打ち解けてほしいです。メキシコで好待遇で働いていて、ついつい自分が偉いと思ってませんか。好待遇で働けることに感謝をし、メキシコ人の中に入り、話を聞いてあげてほしい。色々なトラブルを彼らと乗り越え、一緒に仕事が出来、彼らと同じ感動や苦労を分かち合いながら、家庭や自分の悩みをきいてあげてほしいです。 メキシコ在住の日本人の方々にそんな想いを込めていますので、私は「写真を通した日墨文化交流」をずっと続けていきたいです。 MT:素敵なお言葉、とても身に染みるものがありました。本日はありがとうございました! 写真元URL:Shinohara ART & PHOTO www.shinohara-seiji.com 注釈: (注1)メキシコと日本の姉妹都市 https://embamex.sre.gob.mx/japon/index.php/ja/2018-09-19-07-04-51/2018-09-19-07-05-49/2018-09-19-07-07-41 経歴: 篠原 誠二 Seiji Shinohara 北海道生まれ。砂川市立中央小学校、砂川市立砂川中学校、公立砂川北高等学校 普通科(17期生)、北海道産業短期大学(現・星槎道都大学)卒業 26歳の時にメキシコに渡墨。メキシコ在住歴47年。 公益社団法人 日本写真協会 会員 COPARMEX グアナファト州 レオン地区 文化担当顧問 CLUB FOTOGRÁFICO DE MEXICO A.C. Fundado1949 国際文化交流理事 (社) 日墨協会 FOTO CLUB AZTECA NIPPON 代表 1995年~1996年日墨協会事務局長 2015年~2016年日墨協会理事 広報出版部長 これまでにメキシコシティ、モンテレイ、レオン、トルーカ、タパチュラで25の写真展を開催。 著書:"移民一世の肖像Retratos de los Inmigrantes Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2009) "日系二世の肖像 Retratos de la Segunda Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2011) "日系三世の肖像 Retratos de la Tercera Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2013) "ARROTILLA 日本―メキシコ国際結婚の結実 Los Matrimonios de Japoneses y Mexicanos" (Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2015) “Mi Mexico 俺のメヒコ” (2022) 編集後記 お話の引き出しが非常に豊富で、インタビュー中、こちらからの質問にも丁寧に答えていただきました。お話の中で一貫して感じたのが、篠原氏の写真に対する情熱と執念です。ご自身の執念である「この執念!この一枚!写真は執念!」が常に軸になっており、どの写真にもその執念が感じてきました。 メキシコ滞在歴46年と長い中、相当な努力や苦しい体験を乗り越えてきたと思います。何度も帰りたいと思っても、空港で見送ってくれた友人や育ててくれたご両親のことを考えると情けない姿は見せることができない。自分がこれまで行ってきたことに一切の後悔はない。 シンプルでも非常に重みのある言葉で、インタビューが終わった後でも編集部は一日中この言葉が頭から離れず、小さな悩みでも乗り越えていこうという前向きな気持ちになりました。 コロナウイルスのパンデミックも落ち着いた来年、また篠原さんの展示会を開催できるような世の中になればと思います。展示会に足を運び、隣で写真を眺めるメキシコ人の方と交流することで、より一層日墨交流の輪が広がることを願ってます。 本記事で掲載したお写真以外にも、篠原氏の作品は以下のウェブサイトで閲覧できます。見ているとあっという間に時間が経ちます。 Shinohara ART & PHOTO http://seiji-shinohara.com/#Shinohara_inicio

  • (前編)写真家・篠原誠二氏「姉妹都市交流円滑の為、各姉妹都市で写真展を開きそれらの作品で写真集を作成したい」

    第33回メキシコで頑張る人にインタビューは、メキシコ在住歴46年、メキシコシティの写真家・篠原誠二氏(前編)です。COVID19の厳しい環境の中にあっても、2021年1月にレオン市のForum Cultural Guanajuatoで開催された「HIROSHIMA」の屋外での写真展に足を運ばれた方もいらっしゃると思いますが、篠原氏の写真は全て白黒で撮影されています。 今回は特別に篠原氏のウェブサイトより数枚作品を拝借しましたので、篠原氏の写真展に足を運んだかのような記事に仕上げました。 インタビュー前編となる本記事では、篠原氏の奥様との出会いやメキシコに渡墨してからのエピソード、写真へのこだわりなどを語っていただきました。 篠原氏のこれまでの経歴などと合わせてご覧いただくことで、より一層作品の世界観に引き込まれていきます。是非最後までご覧下さい。 <目次> 1台のカメラが篠原氏の運命を変えた この執念!この一枚!写真は執念! 1台のカメラが篠原氏の運命を変えた MEXITOWN(以下、MT):篠原さんはメキシコに滞在されてもう46年になります。もはやメキシコが故郷ですね。 篠原氏:そうですね。メキシコに来たのが確か26歳の時です。私は北海道・砂川市で生まれ、当時の北海道産業短期大学(現・星槎道都大学)を卒業後コンピューターの専門学校に入り、その後横浜市戸塚区にあった日立製作所戸塚ソフトウエアに3年間勤務しました。その頃はコンピューターが出始めの頃でプログラム、システムの設計をしていました。働いているうちに「これは自分がこれからずっとしたい仕事なのか」と思うようになり、好きな英語を活かし、世界を駆け巡る営業マンを 目指そうと思い 、その為に必要十分な英語力を養う為にカリフォルニア州ロサンゼルスの語学学校に入学しました。 語学学校に入学して間も無くメキシコ人約20人が新たに入ってきました。彼らは日本への留学生(AOTS)でした。その中に二人の女性がいました。その一人が今の妻です。 始めの2週間は、口も聞きませんでしたが後半の二週間で急速に近づき仲良くなり、授業後も毎日のコーヒーデートが重なるうちに「此の人だ、此の人しかいない」そう思いプロポーズしました。たった2週間の交際でです。勿論、プロポーズは英語でした。 彼女は吃驚、でも私の真剣さを理解してくれて彼女もそのその気になってくれたと思います。プロポーズしてから三日後に、彼女は日本へ行ってしまいました。当時は、メールも無く国際電話代も高くて電話も出来ませんでした。 彼女がいなくなってから語学勉強も頭に入らず、居ても立っても居られない状態が続いたので思い切って退学、帰国して大阪に彼女に会いに行きました。彼女は一生懸命に日本語を勉強していました。 3日ほどで東京に戻り友人の家でゴロゴロしていましたが、大阪での3カ月の語学研修を終え彼女は目的地の愛媛県松山市 にある東洋レーヨン(現・東レ)の工場に行ってしまいました。未だ東京にいた私は、札幌に帰る前にしつこく彼女に会いに松山に行きましたがやはり3日ほどで彼女と別れ札幌市の自宅に帰り、北海道シャープ電機に入社しました。 そこから約7カ月後、研修を終えた彼女はメキシコに帰る前に札幌の僕の家に来ました。そこで、両親に紹介しました。勿論、両親は 吃驚です。1週間ほど市内を案内しましたが、メヒコに帰ってしまいました。 その後も文通を続け、忘れもしない12月31日の大晦日にメキシコを訪問し、年が明けて1月4日に役所に行き婚姻届を出し、それから教会で彼女の家族、友人、知人を招待し、結婚式を挙げました。盛大にパーティを行い、コスメル島に新婚旅行に行きました。 1月15日に一緒に日本へ帰って来ました。それから丁度1年後、北海道シャープ電機を退職し両親、家族とも別れメキシコに向かいました。篠原誠二26才の時でした。それから現在に至っています。 MT:出会いからプロポーズまで2週間!驚きました。メキシコに行くきっかけは奥様との出会いだったんですね。奥様への熱い想いが伝わってきました。そしてメキシコに渡った篠原さんですが、当時のメキシコは今とは大分違う環境だったと思います。 篠原氏:今でさえ日系企業の進出数は1,300社(注1)ほどですが、46年前はそれよりも少なかったです。メキシコシティの文房具屋(papelería)で働き家族を養うのに必死で、最低賃金で働く生活で疲れ、日本に逃げて帰りたいと毎日泣いていました。娘がハイハイして膝の上に来ます。娘を抱き上げ頬ずりして強く抱きしめながら、タバコを止めればミルクが一本買える、そう思いその時点でタバコもやめました。そんな苦しい経験をしながら何年か後、務めていた文房具屋のオーナーから厳しい条件ではありましたがお店を譲り受けました。 借金をきちんと返済しながら真面目に働いていたそんなある日、知人から「中古でいいカメラが手に入ったんだけれどいらないか?」と言われ、ハッセルブラッド(Hasselblad)のカメラを買いました。ハッセルブラッドは、夢のカメラです。誰もが憧れる最高のカメラです。もともと小学生の頃、友達からカメラを借りて、写真を撮ることが好きでした。最初は近所の子供や犬・猫、友達を撮っていてました。被写体をどんどん撮影していくうちにのめりこんでいき、365日写真のことしか考えなくなりました(笑)。そして、自分でメキシコを撮影しよう・「写真を通した日墨文化交流」を生涯やって行こうと次第に思うようになっていきました。 篠原氏が撮影してきたメキシコ各地の写真 カラフルな世界が白黒になることで、まるで違う世界になったよう 1枚目の女の子は篠原氏のお嬢様です この執念!この一枚!写真は執念! 篠原氏が実際に使っていたハッセルブラッドのカメラ 25年間使い続けた世界最高の名機です MT:一つのカメラの出会いが篠原さんの人生を変えたんですね。さて、篠原さんのお写真は100%が白黒ですが、白黒の理由を教えてください。 篠原氏:写真の原点だからです。小学生の頃友達からカメラを借りて撮影していた時も白黒。確かにメキシコはカラフルなのに勿体ないといわれますが、カラーの写真は他の方が撮影して残していけばいい。真っ白から真っ黒になるまでのトーンを大切にする先代がしてきたことを継承していきたいという想いがあります。 また、私の写真は基本的に正方形です。普通は横長の写真が多いですが、被写体を真ん中に置いた場合、写真に余白が残ってしまいます。本当に見せたい部分を見せて、1点に集中できるので、正方形にこだわっています。 この執念!この一枚!写真は執念! 常にこの想いを持って写真を撮るようにしています。 MT:篠原さんのお写真はおっしゃる通り、被写体が真ん中にあり、見る方もじっくりと、吸い込まれていくような感じがします。 篠原さんはこれまで23の写真展を開催し、グアナファト州・レオンでも今年2021年には、博物館Forum Cultural Guanajuatoの屋外敷地内でタイトル HIROSHIMA の写真展を150cm四方の大きさに引き伸ばした作品約25枚で開催しましたね。 篠原氏:COPARMEXの当時の会長 Ing.Jorge Ramirez 氏 からの依頼で Consejero Cultural 文化担当顧問と言う大変名誉な職責を頂きました。目的は、COPARMEXの会員とバヒオ地区にある沢山の日本企業とコンタクトを取りお互いに仕事を通じて助け合いたいという事でした。私は写真展開催を考え、COPARMEXより35人、日本企業から35人の社長さん合計70人の人達が撮った作品で写真展開催をグアナファト文化フォーラムの会場で行いました。開会式会場には出展者70名の他、沢山の企業関係者がご出席されました。当時の高瀬・在メキシコ日本国大使館大使の作品も出展頂きました。 開会式では、お互いの写真を見ながら、ワイン片手に、おつまみを頂きながらのスペイン語、日本語そして英語でコミュニケーションを取り仲良くなり仕事の話をして貰おうと思ったからです。これからも続けるつもりでいます。 (後編に続く) 後編では、姉妹都市交流を写真展と写真集を通じて行いたい想いと広島・北海道の写真、今メキシコに住む全ての方へのメッセージを語っていただきましたので、是非ご覧ください! 写真元URL:Shinohara ART & PHOTO www.shinohara-seiji.com 注釈: (注1)出所:外務省『海外進出日系企業拠点数調査』2020年調査結果 https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page22_003410.html 経歴: 篠原 誠二 Seiji Shinohara 北海道生まれ。砂川市立中央小学校、砂川市立砂川中学校、公立砂川北高等学校 普通科(17期生)、北海道産業短期大学(現・星槎道都大学)卒業 26歳の時にメキシコに渡墨。メキシコ在住歴47年。 公益社団法人 日本写真協会 会員 COPARMEX グアナファト州 レオン地区 文化担当顧問 CLUB FOTOGRÁFICO DE MEXICO A.C. Fundado1949 国際文化交流理事 (社) 日墨協会 FOTO CLUB AZTECA NIPPON 代表 1995年~1996年日墨協会事務局長 2015年~2016年日墨協会理事 広報出版部長 これまでにメキシコシティ、モンテレイ、レオン、トルーカ、タパチュラで25の写真展を開催。 著書:"移民一世の肖像Retratos de los Inmigrantes Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2009) "日系二世の肖像 Retratos de la Segunda Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2011) "日系三世の肖像 Retratos de la Tercera Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2013) "ARROTILLA 日本―メキシコ国際結婚の結実 Los Matrimonios de Japoneses y Mexicanos" (Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2015) “Mi Mexico 俺のメヒコ” (2022)

  • 【ケレタロお知らせ】9月24日(土)SAKANAYA JAMESさんケレタロ出張販売(予約締切9月22日(木)15時)

    今月のケレタロ出張販売のお知らせです 🔹ケレタロ出張販売🔹 𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃 皆さまこんにちは🌞 sᴀᴋᴀɴᴀʏᴀ ᴊᴀᴍᴇsです𓆡𓈒𓏸𓐍 今月のケレタロ出張販売のお知らせです 9月24日(土) 15:00-17:00 📍kokoro hair styling 【予約締切は9月22日(木)15:00】 予約用のメニューはリンク先「9月ケレタロ予約メニュー」からご覧ください https://www.flowcode.com/page/sakanayajames 《22日木曜日15:00》以降は、ご注文・変更・キャンセルお受けできませんのでご了承下さい。 𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃 同行販売🧁Mari’s PastryさんのLINEはこちら→ https://lin.ee/TaU4FiU ★ご予約、お問合せは下記QRコードからSAKANAYA JAMESのLINEアカウントへお願い致します。(日本語のテキストメッセージのみ、通話は不可です) お名前、お電話番号で承ります。締切日以降の変更、キャンセルはお請け致しかねます。予めご了承ください。 ★予約を締め切りましたら、注文確認書をこちらより送付いたします。届かない場合は必ずご連絡ください。 ★現金、カード、銀行振込にてお支払いいただけます。振り込みご希望の方は口座情報をお伝えしますので、事前にお知らせください。 SAKANAYA JAMESさんのインタビュー記事はこちらです https://www.mexi-town.com/post/sakanayajames SAKANAYA JAMES 店舗情報: 住所:Guadalajara 68, Roma Norte MAP ℡ 55 5086 8014 営業時間:火-日曜日 11:00-18:00 定休日:月曜 SNS Facebook:https://www.facebook.com/sakanayajames/ Instagram:https://www.instagram.com/sakanaya_james/?hl=ja

  • 【特別記事】1985年9月19日、メキシコ地震:その時のメキシコシティを写真家・篠原誠二が撮影

    こんにちは。篠原誠二です。今回はいつもの連載からテーマを変えて特別記事として、今から37年前の今日9月19日にメキシコシティで起こったメキシコ地震の時のお話しを、私が実際に撮影した写真とともにお伝えしていきます。 1985年9月19日午前7時17分。ミチョアカン州・ラサロ・カルデナスを震源とするマグニチュード8.0の地震が起こりました。メキシコシティは震源地から350km離れているにもかかわらず、数分後に地震波が到達し、大きな揺れが3~4分ほど続きました。 私も家族も無事でしたが、メキシコシティの街は大混乱。外に出ると多くのビルが倒壊していました。 冒頭でもご紹介したこちらの写真は地震発生時の時刻から、しばらくは動いていたであろうという時間を指したまま、止まっています(※1) メキシコシティはテスココ湖を埋め立てたところにあることから地盤が弱く、震源地から遠く離れていても大きな被害を受けました。死者約1万人、被害総額は3億~4億米ドルといわれいます。 3枚目の写真では、遠くにラテンアメリカタワーがそびえています。ラテンアメリカタワーは倒壊を免れました。 IMSSの前には被害者の応急処置用の臨時テントが沢山設置されていました。 教会の前のテントで仮住まいをしている様子です。 現在のMonument to the Revolution (革命記念塔)目の前の写真です。 私は復興に向けて人々が前向きに進んでいる様子も見ることが出来ました。 カメラを向けると、地震で家族や知人を亡くして辛いかもしれないのに、少しだけ見せてくれた笑みが忘れられません。 こうして37年前に撮影した写真を通して、読者の皆様がメキシコでも大きな地震が発生したこと、また現在のメキシコシティがあるのはその当時の多くのボランティアの方々による、復興に向けた努力があったことを忘れないでいただければ幸いです。 ※1 この写真は1986年読売新聞社の写真コンテストで受賞しました 参考元URL Wikipedia メキシコ地震(1985年) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B3%E5%9C%B0%E9%9C%87_(1985%E5%B9%B4) www.shinohara-seiji.com ※写真の無断転載・商業利用はご遠慮ください。 MEXITOWN 篠原誠二氏のインタビューはこちら (前編)https://www.mexi-town.com//post/seiji_shinohara_1 (後編)https://www.mexi-town.com//post/seiji_shinohara_2 経歴: 篠原 誠二 Seiji Shinohara 北海道生まれ。26歳の時にメキシコに渡墨。メキシコ在住歴46年。 公益社団法人 日本写真協会 会員 COPARMEX グアナファト州 レオン地区 文化担当顧問 CLUB FOTOGRÁFICO DE MEXICO A.C. Fundado1949 国際文化交流理事 (社) 日墨協会 FOTO CLUB AZTECA NIPPON 代表 FUJIFILM de México Oficial Photographer 1995年~1996年日墨協会事務局長 2015年~2016年日墨協会理事 広報出版部長 これまでにメキシコシティ、モンテレイ、レオン、トルーカ、タパチュラで23の写真展を開催。 著書:"移民一世の肖像Retratos de los Inmigrantes Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2009) "日系二世の肖像 Retratos de la Segunda Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2011) "日系三世の肖像 Retratos de la Tercera Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2013) "ARROTILLA 日本―メキシコ国際結婚の結実 Los Matrimonios de Japoneses y Mexicanos" (Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2015)

  • 【イラプアトお知らせ】Restaurant Ken 憲 9月4週目 日替わりメニューの御案内

    イラプアトのRestaurant Kenより、9月4週目(9月19日~9月23日)の日替わりメニューのお知らせです。 塩鯖弁当 $130 継続します。 日替わりメニューについて 9/19 月曜日  唐揚げ付き焼飯 Yakimeshi con Karaage 9/20  火曜日  鶏カツ丼 Chicken Katsudon(Pechuga) 9/21 水曜日  豚バラの油淋鶏ソース Tocino con salsa Yurinchi 9/22 木曜日  魚のあら煮 Arani de pescado 9/23 金曜日  白身魚のムニエル Pescado blanco salteado soya mantequilla ※お弁当メニューはこちらからダウンロードできます↓ お弁当のご注文はこちらのメールにて、 当日9時までに頂きますようにお願いします。 尚、KEN弁当に関しましては予算や内容などの確認もありますので、 3日前までにご注文頂きますようお願いします。 宜しくお願い致します。 Restaurant Ken のインタビュー記事はこちら https://www.mexi-town.com/post/restaurant_ken 店舗情報 Restaurant Ken 憲 住所:Irapuato - Silao 250, 36810 Lo de Juárez, Gto. MAP 電話番号:462 117 4908 営業時間:月~土: 12–3PM 定休日:日曜日 ※夜の時間帯は4名以上の予約制となります。

  • 【国際交流基金メキシコ日本文化センターからのお知らせ】こども図書館のご案内

    国際交流基金メキシコ日本文化センターより、こども図書館についてのご案内です。 お近くの方は、是非お子様とお越しください! 「こども図書館」とは? こども図書館は日本人または日系人を親に持つお子さんの日本語学習を支援するため、2022年6月にスタートした新事業です。 モットーは、「メキシコ中に本を届ける」「本を通してお子さんの言葉と心を育てる」で、日本の絵本と児童書計187冊が貸出対象です。就学前(0歳〜5歳)向け76冊、小学生向け97冊、中学生以上向け14冊となってます。 何十年も読み継がれる古典的名作から、比較的新しい作品まで揃っております。 1人5冊まで、2週間借りることができます(延長不可)。 本事業の最大のポイントは、メキシコシティ以外の地域のお住まいの方にOCS等 の宅配サービスを利用して貸出・返却を行う点です(利用者は返却送料のみ負担)。 ※メキシコシティ在住の方は、これまで通り来館して貸出・返却を行ってください。 登録から貸出、返却までの手順は以下の通りです。 【利用登録】 1.国際交流基金メキシコ日本文化センターのウェブサイト<JFメキシコ「こども図書館」>から「利用登録フォーム」をダウンロード。必要事項を記入の上、同センター図書館宛てにメールで送付。 図書館メールアドレス<biblioteca@fjmex.org> ※同サイトにある「「こども図書館」利用規約」もお読みください。 2.2‐3日以内に図書館から利用者番号が付与される。 【貸出予約】 3.国際交流基金メキシコ日本文化センターのウェブサイト<JFメキシコ「こども図書館」>から「絵本・児童書リスト」をダウンロード。借りたい本にチェックを入れ、同センター図書館宛てにメールで送付。 図書館メールアドレス<biblioteca@fjmex.org> ※貸出予約は毎週木曜日締切り 【貸出】 4.翌週月曜日から貸出開始。 メキシコシティ在住の方:その週の水曜日までに図書館へ借りに行く。 それ以外の地域にお住いの方:月曜日に利用者宅宛てにOCSで発出。 【返却】 5.メキシコシティ在住の方:返却期日までに図書館へ返却に行く。 それ以外の地域にお住まいの方:返却期日に図書がご自宅を発出するよう宅配便を手配。 ※確実に図書が届くよう郵便の利用はお控えください。 詳細をお知りになりたい方は、国際交流基金メキシコ日本文化センター図書館のウェブサイトで「「こども図書館」利用規約」をお読みください。 国際交流基金 メキシコ日本文化センター 所在地:Avenida Ejercito Nacional #418 Int. 207, Colonia Polanco V sección C.P. 11560, CDMX, México お問い合わせ先: Tel:+52 (55) 5254 8506 Eメール:fundacionjapon@fjmex.org ウェブサイト:https://mc.jpf.go.jp/ 国際交流基金メキシコ日本文化センター図書館 開館時間:月~金 10:00 ~ 18:00 Youtube公式チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCtPMj_i4fJ-yK3H-sF3KtGQ SNS Facebook:https://www.facebook.com/fjmex1/?ref=search Instagram : https://www.instagram.com/fjmex1/?hl=ja

  • 【姉妹都市提携45周年記念 名古屋フェスティバルの開催】

    【姉妹都市提携45周年記念 名古屋フェスティバルの開催】 - 名古屋メキシコ姉妹都市実行委員会 の皆様- メキシコではこの度正式に「名古屋メキシコ姉妹都市実行委員会」が発足された。 名古屋フェスは、名古屋市観光文化交流局国際交流課、メキシコの日墨協会、Club Japones、Expo Japan、SDGs Japan Mxが実行委員会として連携し、名古屋フェス開催を通じてメキシコにおける名古屋PRを図ると同時に、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」のゴールに向かっていく姉妹都市事業だ。 名古屋フェスの開催は2017年40周年記念に引き続き2回目の開催。前回に引き続き"名古屋おもてなし武将隊"と"名古屋アイドルdela"、そして名古屋市 河村市長の来墨が確定している。 名古屋フェスでは、"メキシコの人に名古屋を知ってもらう"、"メキシコの人に名古屋を感じてもらう"、"メキシコの人に名古屋の良い印象を持ってもらう"ことを目的に、”食”、”サブカル”、”伝統文化”の3要素をテーマに掲げた企画を実施していくとのこと。 "名古屋企業"の参加や"名古屋物産展"の実施、また「JNTO」、「国際交流基金」、「農林水産省推奨の海外輸出プログラムGFP」との連携など、国境を飛び越えたパートナーシップ、姉妹都市の関係を通じた”ヒト”、”文化”、”ビジネス”の交流、発展が期待されている。 <2017年 名古屋フェスティバルの時の写真> 出所:Expo Japan 本件に関するお問合せ: 湯浅史人(名古屋メキシコ姉妹都市実行委員 / Expo Japan / SDGs Japan Mx) 5544691494 (WhatsApp可能)

  • 【レオンお知らせ】VINCULOレオン店9月の月替わりメニュー

    VINCULOレオン店より、月替わりメニューのお知らせです。 9月は8月に続いてつけ麺です! レオンでつけ麺が貴重で大好評だったので9月もつけ麺です!食べ逃してしまった方、朗報です!ご注文お待ちしております! VINCULOのインタビュー記事はこちら https://www.mexi-town.com/post/vinculo 店舗情報 Vinculo Aguascalientes 店 住所:Av. Aguascalientes #2617 La España, 20205 Aguascalientes, Ags. México 電話番号:449 140 7965 営業時間:月曜日~土曜日:13時30分~21時、日曜日:12時~20時 定休日:月曜日 Vinculo Leon店 住所:Blvd. San Pedro 433 B, San Isidro, 37510 León, Gto. 電話番号:477 712 3747 営業時間:火曜日~金曜日:17時~22時30分、土曜・日曜:13時~20時 定休日:月曜日 ※貸し切り(2時間制)をご希望の方は、お店までご相談ください。 SNS Vinculo Aguascalientes 店 Facebookページ:https://www.facebook.com/Vinculo.Okonomiyaki Googleページ:https://vinculo.business.site/ アメブロ お好み焼き屋VINCULO店長のブログ@メキシコ:https://ameblo.jp/vinculotencho/

  • 【イラプアトお知らせ】Restaurant Ken 憲 9月3週目 日替わりメニューの御案内

    イラプアトのRestaurant Kenより、9月3週目(9月12日~9月15日)の日替わりメニューのお知らせです。 9/16 金曜日、9/17土曜日は弁当、店内営業ともに、お休みさせて頂きます。 それに伴い今週は刺身の販売をお休みさせて頂きます。 塩鯖弁当 $130 継続します。 日替わりメニューについて 9/12 月曜日  八宝菜 Happosai 9/13  火曜日  鶏そぼろ丼 Soboro don de pollo 9/14 水曜日  鮭の照り焼き Salmòn Teriyaki 9/15 木曜日  骨付きポークリブの甘辛煮 Costillas de cerdo en salsa amakarani 9/16 金曜日 休み(独立記念日) Descanso ※お弁当メニューはこちらからダウンロードできます↓ お弁当のご注文はこちらのメールにて、 当日9時までに頂きますようにお願いします。 尚、KEN弁当に関しましては予算や内容などの確認もありますので、 3日前までにご注文頂きますようお願いします。 宜しくお願い致します。 Restaurant Ken のインタビュー記事はこちら https://www.mexi-town.com/post/restaurant_ken 店舗情報 Restaurant Ken 憲 住所:Irapuato - Silao 250, 36810 Lo de Juárez, Gto. MAP 電話番号:462 117 4908 営業時間:月~土: 12–3PM 定休日:日曜日 ※夜の時間帯は4名以上の予約制となります。

  • 【2 周年記念】体操・新体操発表会(All Star Academy ,レオン GTO)を行いました!

    チアダンス、新体操、パルクール競技を専門的に学べる All Star Academy にて 8 月 27 日 (土)体操・新体操教室の発表会が行われました。今回の発表会では5歳から22歳までのメ キシコ人選手 10 名、日本人選手6名が参加しました。 ゲスト新体操選手として、サンルイスポトシ州の Jr.選手 Zoe Iraís García Ramos、ナショナ ル強化指定選手 Anastasia Arias をお迎えし、最後に素晴らしい演技を披露しました。 Anastasia Sergeevna Arias(17)選手        Zoe Iraís García Ramos(10)選手 指導・発表会運営を行った小野寺文香さん:「教室を始めた2年前、コロナ問題や人前で踊 ることに対して抵抗がある生徒が多く、発表会を開催するには難しい状況が続いていまし た。そのため、子供たちに達成感や自信を育てられる練習内容、人前で踊ることの楽しさを 伝えられるように努めてきました。少しずつ楽しみながら演技できる子供が増え、保護者の 方を始め沢山の方のサポートのおかげで開催することができました。子供の時に人前で発 表する度胸、経験は将来いろんな分野で生きると思うので、今回の経験が子供たちにとって 素敵なものになってもらえたら嬉しいです。」 発表会参加者: 植村颯月、関あさひ、中井悠翔、與田あす香、吉松詩歩、吉松大喜、 Sara Paulina González Rodríguez, Sofia Castillo Nila, Julia Natalia Ramos Barajas, Arely Romina Meléndez Cardiel, Lía Nazaret Hernández Suárez, Surisadai Barona Rodríguez, Diana Caballero Mendoza, Jimena González Flores, Zoe Iraís García Ramos, Anastasia Sergeevna Arias Tsarkova, Ayaka Onodera All Star Academy Blvd. Aeropuerto 849, San Jose el Alto, 37545 León, Gto. https://allstaracademy.com.mx お問い合わせ(日本語対応) →ayafit.sports@gmail.com 第 15 回メキシコで頑張る人にインタビュー:メキシコで新体操の選手を育成したい 過去の教室インタビュー記事はこちらから→https://www.mexi-town.com/post/rhythmic

  • 【イラプアトお知らせ】レストラン憲・9月9日(金)、10(土)、刺身、すき焼き肉、豚バラ肉等、販売について

    イラプアトのRestaurant Kenより、お刺身等の販売のお知らせです。 9月9日、金曜日、9時半までにご注文頂ければ、お弁当配達時に、保冷バックにて配送致します。 9月10日、土曜日 12時から15時にて、レストラン憲にて、刺身を柵、切り身及びすき焼き用牛肉、豚バラ肉を販売致します。 お支払いについて、 商品到着後、口座でのお支払い可能ですので、お問い合わせ願います。 引き続きお弁当、店内にて、松茸ごはん販売します。 普通盛り $120 大盛り  $150 販売価格(100g)  仕入れ価格により変動致します。 中トロ      $200 赤身       $200 ハマチ 鹿児島産 $200 しめ鯖      $100 サーモン     $80 スズキ      $80 鰻のかば焼き    $200/100g(約鰻丼1杯分です) 秋刀魚塩焼き1尾単品 $120 大根おろし付き イクラ     $150/25g 冷凍生雲丹   $150/25g ※大トロ、ヒラマサ、イカそうめんは品切れです。 ぶつきりミックス(マグロ、サーモン、ハマチ等) ぶつ切り丼用のタレ付き    $100 (100g当たりの価格です) すき焼き用薄切り牛肉 500g包装 $400 自家製割り下100g付き    在庫2kg限定 極薄カット豚バラ肉 500g(100g毎包装) $150 豚しゃぶ等可能です    在庫4Kg限定 レアチーズケーキ1個 $40 コーヒーゼリー 1個 $30 (別添シロップ付き) Restaurant Ken のインタビュー記事はこちら https://www.mexi-town.com/post/restaurant_ken 店舗情報 Restaurant Ken 憲 住所:Irapuato - Silao 250, 36810 Lo de Juárez, Gto. MAP 電話番号:462 117 4908 営業時間:月~土: 12–3PM 定休日:日曜日 ※夜の時間帯は4名以上の予約制となります。

  • グアナファト日本人学校たより「2学期がはじまりました!」

    こんにちは。先日のインタビューでもご紹介しましたグアナファト日本人学校より、学校の様子が届きました。 2学期がはじまりました! 元気な子どもたちが久しぶりに学校へ戻ってきました。9月1日(木)に2学期始業式を行いました。最初の校長の話として私から、目標を立て努力することの大切さについて子どもたちに語りました。「はじめに立てた目標を最後に振り返るだけでなく、時折見直すことが大事」という内容です。 その後各学級の様子を見に教室へ行ってみると、一人一人が自分と向き合い、2学期の目標を考える姿がありました。 字をきれいに書けるようになりたい。 人の力になりたい。 姿勢を正しく、先生の顔をちゃんと見る。 友達との言葉遣いをていねいにする。 …立てた目標を忘れず、一回り大きくなってほしいと願っています。 昼休みは久しぶりに会えた友達と話したり、運動場で遊んだりする姿が見られました。学校は子どもたちの交流の場でもあります。学年を超えてかかわれるところも本校のよいところです。 2学期は、9月末に学習発表会、10月に中学部職場見学学習、11月に運動会など、たくさんの行事が行われます。これからMEXITOWN様の貴重な紙面をお借りして、このメキシコの地でたくましく、楽しく学んでいる本校の子どもたちのようすを紹介いたします。ご覧いただければ大変うれしく思います。 グアナファト日本人学校はこんなところ! グアナファト日本人学校「みんなでなろう かけはしに」今井校長先生インタビュー https://www.mexi-town.com/post/escuela_guanajuato お問い合わせ先 グアナファト日本人学校 Instituto Educativo Japonés de Guanajuato, A.C. 所在地:Irapuato,GTO TEL : +52-462-387-1556 E-mail: japaneseschoolgto@gmail.com 執筆者紹介: 温 祥子(Shoko Wen) MEXITOWN編集長兼CEO。メキシコ在住5年半。MEXITOWN立ち上げて今年で3年目に突入。これからも様々なジャンルの方をインタビューしご紹介していきます!趣味は日本食をいかにメキシコで揃えられる食材で作ることができるか考えること。日本人の方が好きそうな場所を探し回ること。

  • 第15回メキシコで頑張る人にインタビュー:メキシコで新体操の選手を育成したい:Ayaka Onodera様

    Hola!第15回メキシコで頑張る人にインタビュー、今回は昨年末よりレオンで新体操の教室を開校したAyaka Onodera様にお話を伺いました。これまでコロンビア、ウクライナ、ベラルーシで新体操の指導や研究をされてきたAyakaさん。その中で経験してきたことやメキシコにきたきっかけ、またレオンでの教室ではどのようなことをされているのかなどお聞きしました! <目次> 海外で新体操を教えたい! コロンビアでの経験で南米が好きになる ウクライナとベラルーシ、新体操の本場で刺激を受ける メキシコ、まずは新体操が盛んなサンルイスポトシへ 気軽にどなたでも参加できる新体操・ZUMBAレッスンを提供 メキシコで新体操のプロを育てていきたい 編集後記 海外で新体操を教えたい! MEXITOWN(以下、MT):こんにちは!Ayakaさん、今日は宜しくお願いします。早速ですが、これまでメキシコに来られる前は色々な国に滞在して新体操のコーチを経験されていますね。それぞれの国でのエピソードやきっかけなどを順番に教えてください! Ayaka:こんにちは!こちらこそ宜しくお願いします。日本の体育大学を卒業後は海外で新体操を教えていきたいという想いが強くありました。本当は卒業後、すぐに台湾の企業の新体操クラブで指導することが決まっていたのですが、卒業する年にリーマンショックがありました。その影響で台湾の企業が新体操クラブを廃止することになりましたが、それでも海外で教えたいという想いは消えませんでした。 そんなある日、大学の先輩からJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊がコロンビアで新体操のコーチを募集しているよという情報を入手したので応募したところ、無事合格してコロンビアに渡りました。 MT:その青年海外協力隊の募集があったとは、偶然ですね! Ayaka:そうです、青年海外協力隊(JICA)には職種が200種ほどあるのですが、新体操の募集が出るのは滅多にないそうなんです。募集の事を知った時は申し込みの締め切り間近でしたが、応募書類を徹夜で仕上げました(笑) コロンビアでの経験で南米が好きになる MT:コロンビアではどのような経験をされたんですか? Ayaka:コロンビア体操協会の要請内容は各地の新体操協会へ巡回指導や講習会の開催を行い、競技レベルの向上をお願いしたいというものでした。着任してからは試練の連続でしたが・・・💦 MT:試練!? Ayaka:まず着いて間もなく言葉も良く分からない状況で、コロンビア体操協会の会長からの指示で2週間ごとに、新体操のある地域へ飛行機やバスに乗って1年近く巡回指導をしていました。スーツケース1つで様々な地域へ行きました。慣れない言語や生活環境で骨折したり、体調を壊してしまう日々でしたが、不思議と体育館にいるときや指導中は気が張っていたお陰なのか元気でした。 コロンビアで技術講習会の様子       コロンビア国内大会 生徒たちと 当時、新体操のJICAボランティアで来たのは私が初めてだったこともあり、現地のコーチ達にJICAの活動が理解されていなかったため、コーチとして雇われて日本からやってきたと思われていたのです。そのため「Ayakaに仕事を取られてしまう」と警戒されたり、当時は言葉も全然できなかったので舐められて、いじわるをされたこともありました。でも、困難にぶつかると、逆に燃えてしまう性格なので頑張れました(笑)最初は早く日本に帰りたいと、それを考えることも多かったのですが、表情豊かで心のままに踊る子供たちや家族のように接してくれる生徒や同僚に触れ、気付いたころにはコロンビアが好きになっていました。 MT:そして、JICAの青年海外協力隊としてご活躍された後、ウクライナに行かれてますが、コロンビアからウクライナ!大移動ですね。 Ayaka:青年海外協力隊の最後の年に、アルゼンチンのチームのコーチ(ガリーナさん)というロシア人コーチと話す機会に恵まれました。新体操には、本場のロシア人が付くことが多いのです。 当時の私はロシア語が全く話せず、外国語というと簡単な英語とスペイン語しかはなせなかったのですが、彼女はスペイン語が話せる方だったので、チャンスだと思い、勇気を出して話しかけ質問をしました。「良い指導者になるためにはどうしたら良いですか?」と尋ねると、「新体操の本場(ウクライナ、ロシア、ベラルーシ)に行って、現地の言葉で文献を読み、選手やコーチに触れなさい」とアドバイスを頂き、その言葉が大きく私の心に突き刺さり、ちょうどその年はウクライナで世界選手権があることも把握していたので、憧れの地ウクライナに行きました。 MT:すごいタイミングですね! ウクライナとベラルーシ、新体操の本場で刺激を受ける Ayaka:世界選手権を見にウクライナの首都キエフに着いた途端、街並みや雰囲気がとても好きになってしまいました。世界選手権も終わり、あと数日でウクライナの旅を終えようとしていた時、たまたま卒業旅行で旅行に来ていたロシア語を専攻している日本人の学生の女の子たちと知り合いました。すぐに仲良くなりましたが、彼女たちは次の日帰国してしまうので、彼女たちが町を観光していた時に日本料理屋で料理人をしている日本人と偶然知り合ったので「もし時間があればお店に行ってみてください」とその方の名刺を頂きました。 時間もあったのでご飯を食べに行ってみようとそのお店に行ったら、ちょうどその方がいて色々ウクライナの情報を教えてもらいました。次の日、その方の紹介でウクライナの体育大学に行った際、学長の方と直接会える機会になり、話しているうちに、ロシア語の準備コースに入学するためのInvitationをなぜかもらってしまいました。どうやら私がロシア語を勉強したくてやってきたと思ったらしいのです。 MT:え!その場でInvitationをゲットしてしまったんですか?そしてすごいタイミング! Ayaka:その後、ロシア語の準備コースに入学し、午前中はロシア語の勉強、午後は紹介してもらったイスラエルの輸入会社でお仕事したり、夜はソ連時代、国の代表選手だったエレーナ先生の新体操クラブでアシスタントさせていただいたりと、休む暇がなかったですね。 その後、無事卒業して、ウクライナのオリンピック協会の国際課でのインターンシップがきっかけで、オリンピックに興味を持ち2016年のリオデジャネイロ五輪、体操・新体操競技とパラリンピックの車椅子バスケットで約2か月オリンピックに関わることができたのもとても貴重な経験となりました。 ウクライナオリンピック協会 国際開発課インターンシップ(キエフ) 2016年 リオデジャネイロオリンピック(体操競技、新体操、プロトコール担当) ブラジル MT:ウクライナには何年くらいいらっしゃったんですか? Ayaka:約2年滞在していました。ただ、丁度そのころウクライナはロシアとクリミア問題を起こしており、情勢が緊迫しており体育大の近くで銃撃戦もありました。 MT:クリミア問題のころだったんですね、しかも銃撃戦って相当緊迫していましたね。 Ayaka:はい、一時的に大学が閉鎖された時もあり、多くの外国人はウクライナを離れて行きましたが、「ここまで来たんだから、ここで勉強し続けたい」という想いがあり残りました。ウクライナに残ったことがきっかけで2015年に欧州安全保障機構(OSCE/ODHIR) と日本政府(外務省)が共同派遣する、ウクライナ地方選挙監視委員として、ウクライナ中部に位置するチェルカースィ州の選挙に関わりました。仕事内容は一晩中、選挙の開票様子の監視、不正がなかったか一般住民へ聞き取り調査するなど、貴重な機会にも恵まれました。 市民により犠牲者を追悼-ロシア軍と紛争の場となったキエフの中心地、独立広場 (当時の様子2015年) MT:その後はベラルーシに行かれていますが、ベラルーシにした理由は何かあったのでしょうか? Ayaka:ウクライナで思うように勉強や研究ができずもっと新体操の研究したいと思っていた矢先、ある日本の財団が、私の研究テーマである「旧ソ連の新体操の指導法について」というテーマに興味をもってくれて、2年間資金を支援してもらえることになりました。当初ロシアに2年間行こうと考えていたのですが、ウクライナ人の友達から猛反対されました。ウクライナとロシアは歴史的に仲が悪く、政治的な部分だけでなく一般の人々の中でも両国では対立関係が深くあります。ウクライナ国籍でもウクライナ系の方とロシア系の方では普段使用する言語がウクライナ語とロシア語で分かれていたり(お互い理解できているのですが)日本では考えられないような複雑な問題があります。私の友達はウクライナへの愛国心が強い人が多かったので、ロシア行きに関しては悩んでいました。 そんな時2015年にベラルーシでヨーロッパ選手権が開催されました。”ヨーロッパを制する者が世界を制する”といわれるくらいヨーロッパ選手権はレベルの高いもので、また、私の夢の一つに「ヨーロッパ選手権を見たい!」というのがあり、大会開催地の首都ミンスクへ行きました。ベラルーシはヨーロッパ最後の社会主義国なので、実際行ってみるまでは怖いイメージが強かったのですが、町はとても綺麗で、人も素朴で親切な方ばかりでした。 グーグルマップで、周りの建物の情報を調べていたら、たまたまベラルーシの体育大を見つけ、大会合間の休憩時間を見つけて体育大に潜入し、職員の方に大学の研究室の詳細や受け入れ条件、自分がソ連のスポーツシステムや新体操を研究したいと相談したら、なんとまた学長のInvitationをもらってしまいました。後で知ったのですが、本当なら学長からサイン付きのInvitationをもらうには数週間かかるらしいのですが、たまたま相談した職員の方が、学長の身内の方でポジションの高い方だったのです。今思うと運がよかったとしか思えないのですが、その方には大変感謝しています。 MT:その行動力、もう素晴らしすぎて誰にも真似できません!まさに夢を一つ一つ叶えていきたいという想いがぶれていなくて、それがAyakaさんの行動力の起源になっていることを実感します。 実をいうと私、あまりベラルーシという国に馴染みがないのですが、新体操が盛んなんですか? Ayaka:ベラルーシも昔から新体操が盛んで新体操レベルの高い国です。ベラルーシ語もあるのですが、基本的にはロシア語が公的にも使われており、ロシアとウクライナの中間の考えを持つ国です。そのことからロシアの大統領プーチンとウクライナの大統領が直接会議を行う際は、ベラルーシで会議が開催されたりしています。 また長年ベラルーシの大統領を務めるルカシェンコ氏がスポーツが大好きで、スポーツにかける費用は他国に比べて多くを費やしています。特にアイスホッケーが大好きなため、維持費が莫大にかかるアイスリンク施設が各都市に作られていて、国際大会も盛んに行われていましたね。それが国の財政を圧迫している大きな原因でもあるとも聞いていますが(苦笑)。 MT:なるほど、ちなみに旧ソ連時代のスポーツの研究は日本でもされていたんですか? Ayaka:日本では旧ソ連のスポーツシステムを研究していたのは男性のみでした。女性が研究するというケースは稀でしたので、今後女性の視点で旧ソ連のスポーツシステムを研究することは新しい発見に繋がることだと思っていますし、自分が先駆者になれればと思っています。ベラルーシは娯楽施設やショッピングモールなど少ないので、正直、若い学生たちには物足りない部分も多いですが、大学や国立図書館に過去の文献や資料が残されていて勉強や研究をするにはとても適した環境ですし、手続きを行えば国のオリンピック選手が練習する施設等にもフィールド調査に行ったり見学することもできます。 ベラルーシ共和オリンピックアカデミーで東京2020について発表 MT:その研究、いつか本にしていただきたいです! Ayaka:ありがとうございます!実は書籍化も私の一つの夢で、今後チャレンジしたいことの一つでもあります。 MT:そしてベラルーシで研究活動をして、その次がメキシコ!またも地球を大移動ですね。 Ayaka:ウクライナとベラルーシに滞在し、すっかり旧ソ連にはまってしまったのですが、マイナス20℃の極寒の地にいることや、人の難しさに疲れてもいました。気候の影響もあると思うのですが東ヨーロッパは陽気な方が少ないのです。また、スポーツ以外の新しい経験もほしいと思っていた時、たまたまメキシコの求人会社の広告が目に入り、何社か紹介してもらいました。そして早速、メキシコの新体操事情を調べたところ、サンルイスポトシは新体操クラブがいくつかあり、新体操が盛んであることが決め手となり、メキシコのサンルイスポトシ行きを決めました(笑) メキシコ、まずは新体操が盛んなサンルイスポトシへ MT:本当に偶然ですね!これがメキシコではなく他の国の求人会社だったら、きっとAyakaさんと今お話できていないですね(笑) Ayaka:そうですね MT:そしてサンルイスポトシの日系企業にご就職されましたが、新体操にはどうやってかかわっていったんですか? Ayaka:新体操は子供たちの学校が終わった夕方から夜(17時~21時)にかけて教室が行われています。事前にいくつかの新体操クラブを事前に下見して雰囲気や直感で良いなと思ったら、直接訪問して代表の方と話をして、自分のこれまでの経験やメキシコで新体操に関わりたい想いを伝えました。CGRというクラブが有難いことに快く受け入れてくれて、次の日から選手コースの指導を任されました。大きな新体操クラブだったのでコーチが8人くらいいたのですが、その中に、メキシコで20年以上指導しているロシア人のコーチ(ナターシャ)に出会い、ロシア語で会話したり、旧ソ連のスポーツ話などで、とても気が合いました。 左隣 ナターシャ     サンルイスポトシ 新体操大会 教え子たちと 生徒も100人くらいいたのですが、コロナウイルスのパンデミックの影響でレッスンもリモートに切り替わりました。経済状況が悪化した家庭が多くなったり、コロナで家族が亡くなった生徒もいたりと生徒も激減。コーチが余った状況になってしまいました。 MT:コロナウイルスのパンデミックの後、リモートでヨガやズンバのレッスンが多くなりましたが、Ayakaさんもリモートでされているんですか。 Ayaka:リモートレッスンの要望がありZOOMレッスンなどをしていた時もあるのですが、私はリスクはあるけれど、感染症対策に充分に気を付けながら少人数制で生徒へ直接レッスンしたいという考えです。自分が楽しくないと生徒たちも楽しくないと思うので、今はリモートレッスンは今は行っていません。 気軽にどなたでも参加できる新体操・ZUMBAレッスンを提供 MT:それで現在レオンで開講しているレッスンも少人数制をとっているんですね。さて、サンルイスポトシからレオンに移られたのですね。 Ayaka:将来、自分で何かビジネスを行ったり、いろんな視点をもった人になりたいと思い、2019年にサンルイスポトシの会社を辞めて、多くのことを学べる商社へ転職しました。レオンに引っ越してからも平日は会社員、週末はサンルイスへ行って新体操指導していたのですが、レオンやグアナファト州には新体操クラブや指導者がいない状況を知り、いつかここで新体操を広めていきたいと思っていた時に、コロナの影響でサンルイスポトシの新体操クラブでコーチが余ってしまっている現状をみて、レオンで教室を立ち上げるきっかけになりました。 MT:確かに新体操の教室、見たことなかったです。クラスの内容を教えてください! Ayaka:2021年の1月から開催予定だったのですが、2020年12月にクラスの宣伝をした所、12月からクラス開催希望の声が多かったので12月中旬から開催しています。毎週土曜日の午前11:00-12:00は初心者・日本人クラス(定員5名まで)、12:00-13:00は初心者・メキシコ人クラス、土曜日に補習校に行かれているお子さんは参加できないので、日曜日の午前中も今後はクラス開催予定です。イラプアトからもいらっしゃる方がいるで、今後人数が増えて場所があればイラプアトでも開校したいですね。また、コロナウイルスの感染を気にされている方にはプライベートレッスンも対応可能です。 初心者クラスでは、体力・柔軟性・表現力・ジャンプ力を中心にロープやリボン、大網を使って練習を行っています。特にメキシコは車社会で足腰を鍛える機会が極端に少ないので、沢山ジャンプをさせますね。今後は育成クラス、競技クラスも作って将来的に大会へも生徒を参加させて行きたいと思っています。 1月からは毎週土曜日の13:30-14:30 ZUMBA&リボン体操(60分・日本人クラス)も始めました。約30分ラテンの曲でZUMBAを踊りエクササイズ、残りの時間は新体操のリボン5mを使って上半身のエクササイズを行います。新体操教室に来ているお子さんのママさんたちが多く参加されてます。男性も大歓迎ですし、今後はメキシコ人クラスも始めていく予定です。 現在は新体操クラス、ZUMBA&リボン体操クラスは1レッスン、1名100ペソで対応しています。新体操の教室や習い事の多くは月謝制ですが、初心者から競技者まで気軽に来ていただきたいので、その都度お支払いいただくスタイルにして、入会金はなしにしています。場所はイミグレーション、たい焼き屋・零さん近くのSan Martin Outlet 内のジム”All star academy sur”、外から見るとトロフィーが沢山飾ってあるところです。頂いたレッスン費用はジムの使用料やレッスンで使用する道具代に使用していますが、残った分はメキシコの体操協会に寄付する予定です。 コロナウイルス感染予防対策としてAll star academy surのジム内には壁に3つの扇風機があり喚起を常時行い、ジムに入る際は体温チェック、アルコール消毒、靴裏の消毒、レッスン中のマスクの着用をお願いしています。体育館内は生徒とコーチのみでご父兄の方は外に椅子を用意していますので、外で待機して頂くようご協力をお願いしています。 MT:開始してどんな反響がありましたか? Ayaka:「新体操のリボンを回してみたかったから嬉しい」「コロナウイルスの影響でstay homeで、家でゲームばかりしていて身体を動かす機会がなかったので、とても楽しかった」「お友達ができて嬉しい」「気分転換になった」など嬉しい声をいただきました。 MT:感染症対策に気を付けて、プライベートレッスンも可能ならば生徒さんも安心ですよね。まだまだコロナウイルスの影響は続いていますが、そんな中でも今後、Ayakaさんが挑戦したいことを教えてください! メキシコで新体操のプロを育てていきたい Ayaka:3つあります。まずは、ズンバ&リボン体操クラスなど、今までにないフィットネスを作りだして行くことです。ズンバの良い所は自分のペースで楽しく、先生の振付を見て真似して踊るフィットネスダンスです。先生も振付を教えたり、しゃべったりせず、手で簡単な合図をしたりステップの回数を知らせるのみ、コロナ禍には合っているスポーツだと考えています。 その後行うリボン体操は新体操のリボンを使用しますが、リボンがぶつからないように人との距離を2m以上離すので、ソーシャルディスタンスを得ることができます。子供から大人、更には男の子まで楽しめるクラスにしていきたいですし、他にも新しいフィットネススポーツを考えて作りだして行きたいと考えています。 2つ目は世界に通用するトップ新体操選手をメキシコで育成していくことです。メキシコではまだ新体操というスポーツが知られておらず、非常にマイナー競技です。ウクライナとベラルーシという新体操の本場で学んだ経験を活かして、臨機応変に初心者から競技者まで育てていきたいです。 最後は、先ほども触れたように、新体操の本を出版したいです。日本人の中には、ロシアに練習しにいった選手はいるけれど、システムや新体操の歴史を実際に研究した指導者はいないので、これまで現地の考え方・日本人の考え方の違いのニュアンスを文章にした人もいませんでした。旧ソ連・日本・南米の3つの新体操視点を踏まえて、形に出来たらと考えています。 MT:これまで日本人の新体操の指導者はメキシコにはいませんでしたし、とてもいい取り組みだと思います。絶対に今お話された3つの夢を挑戦して叶えていっていただきたいです!Ayakaさん、今日は本当にありがとうございました! Ayaka:ありがとうございました! 編集後記 「海外で新体操を教えたい」というブレない一つの夢を持つことで、ここまで行動に起こせるなんて同じ女性として尊敬してしまいました。大学に潜入して学長からInvitation letterを頂いたのもタイミングと運もあるかもしれませんが、おそらくお話を聞いていた学長の方が、Ayakaさんの真の強さとブレない考えに即効でオファーを出した様子がうかがえます。 また、コロンビア→ウクライナ→ベラルーシ→メキシコと海外を転々と出来るのも、新体操を指導するという武器があるからこそできることであり、語学以外の何かを身につけることの重要さを実感しました。ロシア語もお話になり、文献を読みこなし論文まで書くくらいの語学力、羨ましい・・・!そんなAyakaさんであれば、メキシコから新体操のオリンピック選手を選出すること、本当にできそうな気がしてきました。いや、絶対出来ると確信して応援します! 本文中でご紹介のあったクラスのご予約は、直接Ayakaさんの以下の連絡先までお問い合わせください!

  • 【会場レポート】写真家・篠原誠二 最新写真集”俺のメヒコ”出版発表会

    メキシコシティ在住の写真家・篠原誠二氏が9月2日(金)19時30分から、グアナファト州・レオンのForum Cultural Guanajuato にて、写真集「俺のメヒコ」出版発表会を開催しました。 (写真右より)春日マリア・テレサ・美和(Directora General de Kay Internacional)、Úrsula Cotero García Luna、Ramón Ignacio Lemus Muñoz Ledo(Director General del Forum Cultural Guanajuato)、板垣在レオン日本国総領事館・総領事、篠原誠二 19時から受付が開始されましたが、19時30分の開演時にはすでに多くの方で会場はいっぱいに。立ち見の方も出るほどの盛況でした。今回は約160人の方にご参加いただき、メキシコシティやアグアスカリエンテスなど、レオン市外から足を運ぶ方も多くいらっしゃいました。 篠原は「私のこの写真集に対する想いは皆様、お手持ちの本の最後をご覧いただきたい。この会場で新たな日墨交流が生まれ、メキシコと日本の絆がより一層強いものになることを願ってやまない」と挨拶しました。 その後、来場者からの質問セッションとなり、学生の方などから「若い世代へ向けて何か一言を」などといった質問がありました。今回の本の発表会ではグアナファト州内の学生の方の参加も見られ、篠原誠二の作品に対して幅広い世代の方の関心があることが垣間見れました。 そしてサイン会と歓談の時間へ。サイン会は長蛇の列となり、20時20分頃に始まったサイン会が終了したのはすでに22時近くとなりました。1人1人・オリジナルのメッセージを写真集にサインしていく篠原氏。来場した方々にとっては忘れられない1冊となったことでしょう。 来場した方々からは「とても感動的な発表会でした」「まさに日本とメキシコの交流が深まることを実感できる空間でした」など、その場の雰囲気に運営スタッフも感動しました。 そして翌日。一般公開はされませんでしたが、レオン市内にあるCentro Impulso Social Nuevo Amanecerで一日限りの広島の写真展が行われ、目の前で見る大きな広島の写真にい地元の方々は感激していました。晴天の下の写真展も一味違った雰囲気でした。 ※俺のメヒコの本の一部は、ホームページに掲載されています。 www.shinohara-seiji.com www.shinohara-seiji.com ※写真の無断転載・商業利用はご遠慮ください。 MEXITOWN 篠原誠二氏のインタビューはこちら (前編)https://www.mexi-town.com//post/seiji_shinohara_1 (後編)https://www.mexi-town.com//post/seiji_shinohara_2 経歴: 篠原 誠二 Seiji Shinohara 北海道生まれ。26歳の時にメキシコに渡墨。メキシコ在住歴46年。 公益社団法人 日本写真協会 会員 COPARMEX グアナファト州 レオン地区 文化担当顧問 CLUB FOTOGRÁFICO DE MEXICO A.C. Fundado1949 国際文化交流理事 (社) 日墨協会 FOTO CLUB AZTECA NIPPON 代表 FUJIFILM de México Oficial Photographer 1995年~1996年日墨協会事務局長 2015年~2016年日墨協会理事 広報出版部長 これまでにメキシコシティ、モンテレイ、レオン、トルーカ、タパチュラで23の写真展を開催。 著書:"移民一世の肖像Retratos de los Inmigrantes Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2009) "日系二世の肖像 Retratos de la Segunda Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2011) "日系三世の肖像 Retratos de la Tercera Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2013) "ARROTILLA 日本―メキシコ国際結婚の結実 Los Matrimonios de Japoneses y Mexicanos" (Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2015)

  • 「日本食はお寿司だけじゃない!」BENTO EMI COMIDA JAPONESA インタビュー

    今回はSNSから口コミが広まり、今年1月中旬から本格始動されたケレタロのお弁当配達・BENTO EMIさんです。 既に常連さんが多く、ケレタロの日系企業で働く皆様の胃袋を支えているBENTO EMIさん。メキシコでお弁当配達を始めたきっかけや、お弁当の人気メニューなど色々なお話を楽しくお答えいただきました!それではどうぞ! <目次> お弁当を食べてみんながHAPPYになってほしい お弁当文化をメキシコ人にも知ってもらいたい! ケータリングや豪華幕の内弁当も対応できます 「一方的に私が私の作りたいものを作る」ではなく、「皆様が食べたいものを作りたい」 編集後記 営業時間・メニュー お弁当を食べてみんながHAPPYになってほしい ケレタロの日系企業の間ですっかりおなじみのEMIさんです。この店舗名のEMIの由来は何ですか? 美咲様:「お弁当を食べてみんなが嬉しくなったらいい」「HAPPYになってほしい」という想いと、日本らしい名前を付けたいと思ってました。メキシコ人は"H"や"J"が入ると発音しずらいため メキシコ人でも読みやすい名前+笑顔の”笑み”→EMIと名付けました。 現在私を含めて現在3人で運営しています。配達エリアはグアナファト州・Apaseo el Grandeからケレタロ国際空港近くの工業団地まで行っております(詳しい営業時間・メニューは営業時間・メニューをご参照ください)。 昨年の9月から3か月間、お弁当配達が本当に需要があるのかを知りたいため試しにやってみたところ反応がよかったので、12月に材料・調理器具を買うために日本に一時帰国しました。もちろん器具だけではなく、日本に一時帰国してリフレッシュしたかったのもあります(笑)。そして今年1月にメキシコに戻り、1月中旬より本格始動しました。 日本で手に入れた調理器具は、日本でしか手に入らないものかと思いますが、何を買いましたか。 美咲様:圧力電気炊飯器です。その他にも調理器具は持ち帰ってきましたが、これが一番重かったです。メキシコは高地の関係でご飯が日本と同じように炊けず、美味しく炊くのが難しいです。お米がパサパサになったり、べちゃっとすることがあるため、加減が難しいです。圧力電気炊飯器にしたことで、ご飯もお鍋につかなくなり手入れもラクになりました。 お弁当メニューで一番人気は何ですか? 美咲様:味噌カツです。 え!?とんかつではなく味噌カツですか?! 美咲様:そうなんです。以前はとんかつでしたが、味噌カツを提供し始めてからは皆さん味噌カツしか頼まなくなりました。理由としてはおそらく、ケレタロにはトヨタ関連の企業が多く、東海圏のご出身の方が多いからではないかと思います。名古屋名物の手羽先も人気がありますね。 また、メキシコにあるようでない中華弁当もとても人気です。メキシコではなかなか日本人の口に合う中華料理レストランがないため、焼売、レバニラ炒め、麻婆茄子、麻婆豆腐、中華丼、八宝菜のような中華が食べたいというリクエストもいただきます。 お昼と夜、どちらも配達をされていますが、やはりお昼はお弁当、夜は一品物が人気ですか? 美咲様:私も始めた当初はMEXITOWNさんと同じことを思っていましたが、意外と夜でもお弁当を頼まれる方が多いです。男性の方でも〆でご飯が欲しい方が多いのではないかと思います。 お弁当文化をメキシコ人にも知ってもらいたい! お弁当配達を始めたきっかけを教えてください。 美咲様:日本食はお寿司だけじゃない!ということを知ってもらいたいと思ったからです。まだお弁当という日本文化がメキシコ人の方に浸透するには時間がかかりますが、お弁当は色とりどりで栄養バランスが取れていることを伝えていきたいです。メキシコの方も透明の容器にお昼ごはんを持ってきていますが、サンドイッチだけだったり、ただおかずを詰めただけというものが多いです。 また、私自身ケレタロの日系企業で働き、出産を機にキャリアチェンジをしようと考えた時、子供と常にいることの出来る仕事を考えました。そこで思い付いたのがお弁当配達です。COVID19のパンデミックがあったので、配達ベースでやる方がいいと思いました。子供と一緒にいることが出来るのはとても嬉しいですが、思っていた以上に体力を消耗して毎日が大変です(笑)。 また、ケレタロは日系企業が多いので、企業のお昼休みに合わせて配達する方が需要がありました。今ではメインのお客様は日系企業の方々で、常連様に支えられています。 他にも、短期・長期出張者の方のためにホテルに届けることも多いです。 確かにお弁当という文化はまだメキシコには浸透していないので、EMIさんを通してメキシコ人の方にもお弁当が浸透するといいですね。そして、美咲さんは何故メキシコに来られてたのでしょうか。 美咲様:大学時代、ラテンアメリカを縦断したことがありました。その時はメキシコからアルゼンチンを横断しましたが、旅の途中で気付いたのが、どこの国もお肉じゃがいもがメインのお料理で、旅を続けているうちに食べ物に飽きてしまいました。野菜も少なく、味のバリエーションも豊富ではないです。街中に日本食レストランやスーパーにいってもお寿司が売ってるか、天ぷらのようなものしかない。日本のスーパーで気軽に手に入るお惣菜・家庭料理が全く知られてないことに気付き、もっと日本料理といえば、いろいろ野菜使った色々な料理があるということを知ってもらいたいと思うようになりました。 大学を卒業後、日本で就職をしましたが、それでもお寿司以外の日本食を知ってもらいたいという気持ちは変わりませんでした。また、ラテンアメリカの明るい雰囲気とスペイン語の響きが忘れらず、ラテンアメリカに住みたいという気持ちもまだ残っていました。そこでメキシコには日系企業が多くあり、仕事も多いことに着目してメキシコで仕事を探し、日系企業で働いていました。 その時に、単身赴任で来られている駐在員の方の食生活やメキシコ料理になじめない方、体調が悪いかたなどの生活が気になったこともお弁当配達を始めたきっかけに繋がってきます。 ケータリングや豪華幕の内弁当も対応できます それぞれの場所でご経験したり、感じてきたことが今の美咲さんのEMIに繋がってきているような気がします。お弁当は通常のメニュー以外ではどのようなメニューがありますか。 美咲様:ケータリングも行っています。パーティーや企業の歓送迎会などでご注文を頂くことが多いです。1週間前までにご予約いただければ、ご予算などに応じて準備します。 最近ご注文が増えてきたのは、来客用のお弁当です。豪華な幕の内弁当が欲しいというご要望で、中身もリクエストいただいてます。 中身のリクエストもある程度できるのはいいですね!どのリクエストが多いですか。 美咲様:リクエストが多いのは、焼き魚です。揚げ物だけだと胃が疲れてしまうので、焼き鮭や焼き鯖を好まれる方が多いです。 今後、挑戦してみたいことをお話しください。 美咲様:土曜日限定のスペシャルメニューをやってみたいです。今は配達や仕込みに追われてなかなか時間もとれてなく、メニュー増やせていないのですが、土曜日にピクニックやゴルフなどに持っていけるようなサンドイッチやおにぎりを提供してみたいです。 日本だとコンビニでサンドイッチやおにぎりを買ってお出かけということもありますよね。そうした日本の感覚をケレタロでも皆様に楽しんでいただけたらなと思っています。 メニューも1年に2回は変えていこうと思いますので、皆様からの「こういうのが食べたい」という声は大切にしていきたいです。 「一方的に私が私の作りたいものを作る」ではなく、「皆様が食べたいものを作りたい」 最後に、常連のお客様・これからEMIさんのお弁当を買ってみたいと思う方にメッセージをお願いします! 美咲様:私の考えとして、「一方的に私が私の作りたいものを作る」ではなく、「皆様が食べたいものを作りたい」です。 「期待していたけれど、違った」「これいいんじゃないかと思って作って週替わりメニューにしたらあまり人気がなかった」では、折角考えて調達しても気に入って頂けなかったら元もこうもないです。 皆様の意見と需要でEMIは成り立っています。常連様には常に食べたいものはないですかとお聞きしていますし、これからEMIのお弁当を買っていただく方にも喜んでいただきたい。どんどん皆様に気に入っていただけるお弁当を作っていきたいと思っています。 ありがとうございました! 編集後記 昨年の9月からSNSでケレタロのお弁当配達としてSNSに投稿されていたBENTO EMIさん。バランスのとれいているメニューばかりでどのような方が運営されているのか気になった編集部。今回、美咲さんのお話を聞き、「お弁当という日本文化をメキシコ人にも知ってもらいたい」「皆様が食べたいものを作りたい」というお気持ちから、お弁当作りへの情熱や愛情が垣間見れました。また、SNSのプロフィール写真のロゴはお弁当の形ですが、何と美咲さんがパパっと作成したものだとか。素敵なデザインだということをお伝えしたら、とても照れていたのも印象的でした。 通常のお弁当だけではなく、ケータリングや豪華幕の内弁当、そしてこれからは土曜日のスペシャルメニューもやってみたいというチャレンジ精神もお持ちで、日本人の方が日本でコンビニに入ってお弁当を買うような日常、ケータリングで日本食を食べて団らんするという日本と変わらぬ光景をメキシコでも楽しんでいただけるー駐在で来ている方やそのご家族にとっても良い思い出が出来ますね。 そんなBENTO EMIさんの営業時間・メニューは以下の通りです! ※メニューは記事掲載時の情報です。最新のメニューはSNSアカウントもしくは直接お問い合わせください。 営業時間・メニュー 営業日: お昼の部 火曜~土曜 ABIERTOS: COMIDA Martes a Sabado ご注文方法: ランチご注文は前日(19時)まで。LINEまたはWhatsAppで承ります。 Recibimos pedidos hasta con un día de anticipación (7pm) por WhatsApp!! Whatsapp: +52 442 606 7022 LINE: @836gwlgk メニュー・各地域への配送料(2ページ目)はこちらからご覧になれます。 https://drive.google.com/file/d/1k8rQhX4qAzOTsLqeL_fo8lfV8b8C1vMp/edit SNS: Instagram:https://www.instagram.com/emi_qro/?hl=ja Twitter: https://twitter.com/emi_qro

  • 【Más Japón en Guanajuatoレポート】華やかな開会式でスタート、レオンでメキシコと日本が一つに

    9月2日から4日まで開催された日本発信イベント「Más Japón en Guanajuato」。9月2日から4日までの3日間で延べ10,000人の来場者が訪れたイベントとなりました。 編集部は開会式からその他イベントを取材しましたので、その様子をお伝えしていきます。 まずは9月2日。レオンのAuditorio Mateo Herreraで開会式が盛大に行われました。板垣・在レオン日本国総領事館・総領事より「今回ご参加いただきました企業の皆様、ありがとうございました。また、セルバンティーノ国際映画祭の50周年記念のプレイベントとしてお誘いいただいたグアナファト州政府にも感謝の意を表します。グアナファト州には全部で284社の日系企業が進出し、今回は日系企業のものつくりの理念をお伝えする場ともなっています」(一部抜粋)と、ご挨拶を頂きました。 またグアナファト州と友好提携のある広島県より、湯﨑広島県知事からのビデオメッセージも公開されました。 湯﨑知事は、「2019年7月にグアナファト州を訪れたときのことをよく覚えています。その時の皆様の歓迎に、心にハカランダが咲いた気持ちになりました。2024年の広島・グアナファト州の友好提携10周年に向けて、更に広島とグアナファト州が益々繋がりを強化し鄭北と存じます。そして来年春にディエゴ・シヌエの来日が予定されておりますが、その際は是非立ち寄って頂き、再会できるのを楽しみにしています」と述べました。 そして用意された大きな日本酒を皆様で鏡開き!華やかなオープニングセレモニーとなりました。 開会式の後、Hector Lopez Santillana・プエルトインテリオール代表の講演があり、グアナファト州における日系企業の進出の歴史や、Santillana氏が目の当たりにした日系企業が進出した時に直面した苦労話などをお話しいただきました。 その後、グアナファトの官民関係者及びメキシコ日本商工会議所会頭、JETROメキシコ所長、在レオン総領事による将来のグアナファト日本経済関係を見据えたパネルディスカッションが行われました。 ※9月2日(金)写真家・篠原誠二の「俺のメヒコ」発表会は別記事のレポートで紹介します。 9月3日 そして、一般の方向けに公開となる9月3日は、書道のパフォーマンスがForum Cultural Guanajuatoの入り口で行われました。その迫力あるパフォーマンスに通りすがりの方も足を止めるほどでした。2階から眺める方も多くいらっしゃり、パフォーマンスで披露した作品は翌日以降も展示されていました。 また、ASEMEJA(JICA帰国研修員同窓会)の写真コンテスト”Mis Fotos de Japón”の写真が展示されていました。メキシコからの研修員の方が撮影した日本の風景が非常に美しく、素敵な写真ばかりでした。 Forum Cultural Guanajuatoの2階では、土日で日墨協会の三井広一氏によるお茶のセレモニーが行われていました。事前申し込みはすぐに満席!当日も茶道の様子を眺める方で多くの人がいました。いかに日本の茶道の文化がメキシコ人の方にも関心が高いかを伺うことが出来ました。 日系人ネットワーキングセミナー 3日15時からは、Universidad de Guanajuatoの講堂で、メキシコに住む日系人のネットワークセミナーが行われました。メキシコに実際に住む日系人が考えていること、メキシコに住む日本人から見た日系人のこと、そしてお互いがどのように連携をしていくべきなのかを登壇者が発表。また、日墨協会東北部の平井伸治教授による、メキシコの日系人のルーツ探しのお話しなど、普段は聴くことのできない貴重なエピソードを聴けました。 そしてTeatro de Bicentenarioで19時から行われた「藤原道山×SINSKE」来墨コンサート。会場は最上階まで満席。尺八とマリンバの説明も丁寧にお二人が行い、それぞれの楽器への関心も高まりました。「風の谷のナウシカ」「荒城の月」「展覧会の絵」など、観客にとって馴染みのある音楽を演奏いただき、最後は観客から大きな拍手が沸き起こりました。 9月4日、最終日。お天気にも恵まれたこの日は出展者ブースに多くの方が見えていました。 HITACHI Astemo、DENSOのブースの様子です。 こちらはTOYOTA GUANAJUATOの展示ブース。トヨタの設立からこうしてグアナファト州に工場を建設したことが一つのストーリ仕立てになっているだけでなく、環境づくりへの配慮や従業員の方を大切にしているという映像、そして未来へと繋がっていくという展示になっていました。 そしてお次はマツダ・メキシコの展示。マツダの車が多くのサプライヤーの企業の方に支えられていることがすぐにわかる展示となっていました。そして勿論、ブースの前には車も展示されていました。この日講演会が行われた広島の神楽から、鬼たちもやってきました! その他YKK MEXICO、住友商事などの展示ブースもにぎわっていました。 YKKではファスナー以外の製品も製造されていること、ブーツなど各消費者の身近なところに使われていることなど、それぞれのブースで「こうしたこともやっているんだ」という新たな発見を見つけることが出来ました。 ASEMEJA、JNTO・各旅行会社様による日本の観光PR、ポカリスエットのブースです そしてイベントには欠かせない、食!こちらもラーメンやお寿司、おにぎりなど日本食のブースは大変な賑わいとなっていました。 メキシコのブースの様子です。レオンの地元の企業や学校、Marca GTO(グアナファトブランド)は日本人の方からも、グアナファト州にはこんなに沢山の名産品があったのかと驚くほど様々な出展者が来ていました。 そして15時半からの広島神楽のビデオ講演会。こちらにも多くの方が会場に足を運び、長蛇の列が!講演では広島県とグアナファト州の友好提携の説明から、神楽の歴史、上演する演目の解説の後、実際の神楽の演目が公開されました。最後に、11月3日~5日に広島アミーゴ会によるフードフェスティバルが3年ぶりに戻ってくる嬉しいニュースの報告もありました。 その他にも様々なイベントが開催されました(全てのイベントの掲載が出来ず、申し訳ございません💦)このMas Japon en GTOを機に、日本とメキシコ、新たな繋がりが生み出され、より一層日墨交流が身近なものとなったことを祈ります。 この日のために準備をされてきた在レオン日本国総領事館の皆様、出展者の皆様、本当にお疲れ様でした! 在レオン日本国総領事館 (問い合わせ先) 住所:Blvd. Adolfo Lopez Mateos No.1717 Piso 9, Col. Los Gavilanes, Leon, Guanajuato 開館時間:09:15~13:15(午後の取り扱いはありません) *当館の開館時間に変更はなく、電話やメールでの問い合わせについては従来どおりとなります。 *旅券、各種証明にかかる申請から交付までの所要日数に変更ありません。 Tel: +52(477)343-4800 Fax: +52(477)764-0603(領事班) Email: ryojibu@lo.mofa.go.jp https://www.leon.mx.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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